2016年8月28日日曜日

【さがしい】山道を抜けた先には

こんばんは、たっちーです。

布団で寝てますか、朝。
ちなみに私は今朝、またしてもフローリングの上で目を覚ましました。
といっても、別に寝相が悪くてベッドから転げ落ちたというわけではなく、そもそも前の晩にベッドに入った(眠りについた)記憶がないのです。。。
ヘベレケだった訳でもないので甚だ不思議、そのうち道端で朝を迎えるんじゃないかと心配です。

ちいと寝すぎた

板の間で体がバキバキながら、頭がはっきりとしてみるともう10時半を回っている。
いかんいかん。
と、車に乗り込んで向かったはこちらであります。

日曜だから閉まってるけど

「仁淀ブルー」や「奇跡の清流」として昨今話題の「仁淀川」のある町です。
高知市内からさほど離れていないにも関わらず、非常に透明度が高いことから、「最後の清流」である四万十川のライバルと目されています(たぶん)。

とはいえ役場そのものに用があるわけでなく、高知県内の各自治体で活動する地域おこし協力隊員が、自主的に行っている交流会へ参加するためです。

会自体は朝からやっていたので、この通りの寝坊のためオイシイところの一部は逃しているのですが。

みはーらーしー

絶景!
に加え、お昼の田楽は絶品!
お土産にいただいたのですが、これがまあ見た目を裏切らない美味しさと香ばしさ。

炭焼きだよん

さて、現地で仁淀川町の隊員さんに連れて行ってもらったのは、こちらのビニールハウスです。
しかし、見ての通りいわゆるフツーのハウスとは少々違います。

1反ほども広さがある

四万十町同様、急峻な山に囲まれているこの土地では、棚田の石垣を一側面にしたハウスを作り、石垣に当たった太陽光の反射熱や蓄熱を利用した栽培を行っているんです。

壁の一面は石

600メートルを超える標高で、冬は氷点下になり積雪も多い地域ですが、ハウスの中は5度を下ることはないそう。

静岡などでは同様のハウスで栽培されたイチゴも知られていますが、高知県では他に例はなく、仁淀川町では3年ほど前から試験的に導入され徐々に数を増やしています。


ハウスのサイズは大小様々

今回伺ったハウスも含め、主な生産物はトマトで、糖度が高くてとても評判が高いんですって!

かわいらしい表札

ハウスを活用することで、作物の少なくなる冬場でも農家は収入を見込むことができ、今後の普及が期待されますね。

トメイトォー

ちなみにハウスの資材は、地元の方々が町内で切り出して加工した間伐材を使用し、施工まで行っているそうです。
「ヒト」も「モノ」も、地域の資源を有効に活用するアイディアは、農業のみならず全てのまちづくりの基本かもしれません。

原因は雨女か雨男か

さて本日の交流会ですが、当初の予定では一泊二日コースだったのです。
しかし、私の人生並みに超絶迷走中の台風は10号くんの影響を懸念し、急遽日帰りプランへ変更。
28日午後の時点では、彼自身は関東にも到達していなかったのですが、確かに降ったり止んだりの空模様はイマイチでした。

まだあまり水位は増えていない仁淀川

本来だったら、これからバーベキューだったのに!!
と皆で悔しさを噛み締めながら、予定地だった東屋に集合し、地元の方と一緒に情報交換。

ちなみにこちらは今年4月、地域の交流の場作りのため、廃校となった小学校の校庭に建てられたものだそう。

ここでじうじうやるはずだったのにぃ

かつてはこの辺りでよくとれたという幻の川ノリ「セイラン」や、赤紫の鮮やかな伝統野菜「田村蕪」など、地域にまつわるお話をたくさん伺い、ふむふむ。

とまあ、一番面白かったのは、集まってくださった地元のおんちゃん4名全員が「野々宮さん」だったことなんですけどね。
ご親戚ではないそうですが、「野々宮4兄弟」と言われてるってよ!

棚田!

と、なんだかスムーズに仁淀川ドライブを終えたかのような書きぶりですが、この私がまさかそんな。
須崎西のインターで下り、標識通りに進んでいると、本当に国道かと疑いたくなる【さがしい】山道へ突入。

てんで、本日の高知ことば【さがしい】は【険しい】や坂や山道が【急な】の意味で使われる形容詞です。
 例)興津の峠は【さがしい】き、運転気いつけや。

その後不安になって使い始めたGoogleのナビも急にふざけ始め、田んぼの中をぐるぐる。
帰り道でもいつの間にか高速の入り口を通りすぎていて、雨の降りしきる暗い下道をひた走り、どうにか我が家へ戻ったとさ。

「無手無冠・オンラインツアー 」 Vol.8

〜焼酎かすが× ×に化ける〜

毎度お馴染み流浪の連載、今回のテーマは引き続きダバダ火振の仕込みです。
米麹と水のベースに酵母で一次仕込みをし、そこに例のモンブランと麦、水を加えた二次仕込みによって、発酵させます。
その後、栗の香りを逃さぬよう、約7時間かけてゆっくりと蒸留させるのですが、はじめのうちのアルコール度数は60度を超えるそう!
ただしどんどん薄まっていくので、タイミングを見計らって止めなければなりません。

瓶詰めマシーン☆

さてこの蒸留の際、大量に出るのが「焼酎かす」ですが、こちらは酒粕とは違い液状ですっぱく、食べることができません。
鹿児島など焼酎の産地では、協同組合によってかすを収集しているところもあるのですが、なにせ高知は日本酒がメイン、無手無冠さんもその処理に困っていたそう。

蒸留マシーン☆

そこで近年に行われているのは、焼酎かすを エサに混ぜ込んだ豚の飼育です。
そもそも液状のうえ腐りやすく、またアルコールが残りすぎていると豚が酔っ払ってしまうなど、中々扱いが難しいためにまだまだ試験段階だそう。

全部いただきもの食材・・・

これがまあ、美味いんだあ(超絶自慢)。
やりこくてコクがあり、奥深い味わい。

私だって料理全くやらんわけではない、てなアピールも込めつつ。
塩コショウで焼いただけじゃん、、、だってそれが一番シンプルに楽しめるでしょ(棒読み)。

ほんじゃーに!

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