2017年6月30日金曜日

【たまげらかさん】といて

*本日、生きた証*
 日中:大正駅前にぎわい拠点にて店番
  夕:展示撤去作業
  夜:ばいばいと


美味しいものは脂肪と…

どもども、たっちーです。

手打ちですか、麺。
米が常食でない、からといって炭水化物ダイエットをしているわけでは決してなく、パンや麺類といった粉もんは人一倍摂取していると思われます。
ラーメン屋こそ「早よ食って出てけ」ムードを感じて滅多に行きませんが、パスタとピザの揃うイタリアンでは何を主食にするか毎度熟考。
家にパスタマシンなんてあったら、作る楽しさも相まって更にブクブク肥えるであろう……ので買わない、買わないよ。

製麺機といえば。

生地を上から入れ、ハンドルをぐるぐる回せばみょみょーっと下から麺の出るあの感じ、見ているだけでも楽しいですよね。
しかし昨今、キッチン用品も多種多様に進化しており、ボウルとザルのハイブリッドやら液体・粉末双方に対応した計量スプーンやらありとあらゆる便利グッズが出ています。

で、先日打井川の集落活動拠点「たにんごや」で行われたスイーツ試作会においても、とあるマシンが登場しました。

さて、何でしょう?

にょろにょーる

ブー! ハズレ。

正解はキャベツの千切りカッターでした☆

って外れて当然でしょう、何せ刺さっているのがキャベツではないから。 

サツマイモだもの。 みつを。

いかん。
平時に輪をかけてくだらないわ。

ほんなら、これほどまでに芋をニョロニョロ細くしたところでどうするのって?

ニンジンとかヨモギも一緒にね 

揚げルンです。 FUJIカラーで写そう。

今日のノリは我ながら訳が分からない、いちいち古いし。

ちなみにこれはスイーツではなく、試作会後のお昼の準備だったのですが、ただの天ぷらと侮るなかれ。
完成品は、

見た目も美しい

たにんごや名物・すっぴんカレーであります。

一部衣ががっつり付いているけれど、素揚げの野菜が入るということで「すっぴん」、作り手のおかみさんたちはすっぴんではなく「べっぴん」(会長談)。

サツマイモはスナック菓子のようなパリパリ食感、薫り高いヨモギも大変美味でございました。
ルーにも実は秘密があるのだけれど、それは現地に来て食べてからのお楽しみってね。

びっくらこいたで

ここ数日(もっと前から、との指摘は受け付けません)どうにもこうにも気怠さが平常値を大きく上回っている我が体および精神、梅雨前線と連動しているのか否か。

低気圧! 頭痛! やれ迷惑!

もっとも前半はてんで降らない梅雨でしたから、ある程度は雨が降ってくれないと諸々困る訳だけれど、昨日からムシムシどんより嫌な感じが続きます。

葉っぱには恵みの雨かね

とりわけ夜遅くから朝方までは豪雨と言ってよいほど、地震でも起きないこの私が今朝ですら轟音で目が覚めました。

そりゃあもう近くで雷が、さながらズンドコベロンチョ(このネタ分かる人どれくらいいるのだろう)。

こちらもちょうど夢の谷間にいたのでしょうか、ビクンと痙攣するように跳ね起きて天気予報を見ると西日本は大雨、四万十町も諸々注意報が出ていたのね。
窓の外は、確かにザンザンと音が立つほど降りしきっています。

水量マシマシ

このまま降り続いたらまた窪川は浸かってしまうではないの、と気が気でなかったものの、大正の振興局に着く頃には小雨になっていたので助かりました。

にしても、夢うつつで聞く雷鳴は人を【たまげらかす】パワーがあるもんで、できれば少々時間帯をずらしていただきたい。 無理か。

てんで、本日の高知ことば【たまげらかす】は【驚かす】という意味で使われる幡多弁です。
 例)あいつ、いつも調子に乗りよって。ひとつ【たまげらかし】ちゃろ。 

ほんじゃーに。

2017年6月29日木曜日

おおお【おぶけて】

*本日、生きた証*
 AM:十和にて読み聞かせ勉強会
 PM:死んだようなもの

続・名物考

インゲンですか、緑。
お弁当の定番である「三色ごはん」ですが、鶏そぼろ(茶)、卵(黄)はゆるぎないものの、もう一色は何か問題があるそうです。
個人的にパッと思いついたのはインゲンあるいは絹さやの「緑」ですが、同じ緑でもグリーンピース・ほうれん草・キュウリ派、その他の色では人参(赤)や桜でんぶ(ピンク)もいるとか。
紅生姜(赤)や刻み海苔(黒)はダークホースな気がしますが、皆さんいかが。

三色といえば。

昔話の絵本やアニメでお馴染みの「団子」は、私たちがよく食べる餡や醤油、みたらしではなく、三色タイプが多い気がします。
(それも何色で構成されているかは意見の分かれるところですが)

見た目もよろし

けれど、実際にはあまり売っていないよなぁと感じたのは、京都の和菓子屋「福栄堂」さんの銘菓「祇園の月」を見かけた時です。
ちなみに色のついたお団子って、生地そのものを着色しているのかと思っていたら、こちらのは白玉を白あん・こしあん・抹茶あんでそれぞれ包んだもの。
(この時は食べ損ねたものの)上品な甘さが人気の商品だそうで、古都で味わえる「THE・団子」の風情もお土産にぴったりですよね。

このように「歴史を感じさせる」点は、その土地の名物たる由縁といえますが、誰かにプレゼントすることを考えると「見た目の可愛らしさ」も極めて重要でしょう。
小さな3色のまんまるが並んでいる、なんて見るだけで美味しい、楽しい。

もちろん、ラッピングも大切。

きゅん

寺町通をお散歩中、鄙びた佇まいが気になってふらりと入った京懐石「御所 雲月」さんにて「数量限定」の文字が光った本わらび餅が気になり、購入。
たっぷりのきな粉と程よい甘さの黒蜜、トゥルトゥルもちもちの食感といったお味は期待以上だったのですが、丸みを帯びた紙の箱に赤い組紐がかけられ、松葉が添えられたパッケージのなんと美しいことか。

大正駅前にぎわい拠点の新名物開発計画においても、ラッピングは工夫の余地があるところ。
子どもからじいちゃん・ばあちゃんまで、手に取った時にわあとなるような夢のあるようなものにしたいですなぁ。

Myカメラ、Myビジョン

夢といえば。

本日は朝からずっと夢心地でありました。

といっても決してろまんちっくな意味合いでなく、とにかく一日中、如何ともしがたい眠気に襲われたまま過ごしてしまったのです。
ただし、町立図書館の講座「小学生と楽しむ絵本〜読み聞かせ12ヶ月〜」に前々から申し込んでいたこともあり、オフトゥンから這い上がらないわけにはいきません。

七夕も近いね

「子どもに絵本や読書の橋を架ける」をテーマにした連続講座の一環で、高知市のこども読書ボランティアの会「豆の木」さんから講師をお迎えして開催された勉強会。
町内外から、図書館や読み聞かせに携わる方、OGの方々が多数参加されていました。

優れた絵本のポイントから読み聞かせに適した作品の選び方、実際に読み聞かせをするにあたっての準備、読んでいる間の注意点などなど、実践的な内容をわかりやすく、楽しく教えていただきます。

おすすめ作品のコーナーには、自分も大好きな絵本はもちろん、初めて見るもの、知ってはいるけれど読んだことないものも多数あり、絵本の森の奥深さを実感できました。
読み聞かせにおけるポイントも、分かっているようで実際にはできていなかったことも多く、期待以上に有意義な時間となりました……

わくわく

が。

ががががが。

正直に告白しよう。

大変興味深い内容だったし、真面目に聞く気しかなかったのに、耐え難き眠気に襲われていたということを。

な、な、情けない……●んだ方がマシではないか、こんな奴! 

そんな撮影主の状況を反映したのか、いかなるフィルターも使用していないのに、スマホの写真に白くモヤがかかっているし。

ようやっと

午後ももはや死んでいたに等しい(非)活動内容で、ここに書くに忍びないので割愛です。
はてどうして、昨晩ようやく剣道に復帰したから疲れたの? なんなの? どうして終日【おぶけて】いるの?

てんで本日の高知ことば、【おぶける】は【寝惚ける】という意味で使われる土佐弁です。
 例)いつまでも【おぶけよって】だらしいない、しゃんとしいや!

ほんじゃーに。 ぐーすか。

2017年6月28日水曜日

【いがんで】いるのは顔だけ?

*本日、生きた証*
AM:打井川にて試作会
 PM:役場本庁舎にて町民講座反省会
  夜:ふっかつ

全力修行中

どもども、たっちーです。

詰めてますか、席。
首都圏に住んでいる人にとっては「日常的」ながら、全力で避けたいものの筆頭、それはズバリ満員電車でございましょう。
回避するが為に超早朝に通勤したり、始発列車に乗ろうとしたりするぐらい毎日混雑していますから、相当にむさ苦しい人の隣であっても空席なんてまずありません。

けれど全国の地方で列車に乗って気づくのは、2人・4人がけシートに1人でも座ると(かなりの確率で荷物をどっかり置いているし)中々詰めて隣に座ろうとする人がいないこと。

気にせずグイグイ座る私は、しばしば迷惑そうな顔をされますが、そこは君の予約席ではないのよ。

詰めるといえば。

やっぱり肉でしょ。

ぎっちり


ピーマンでしょ。

あちこちから大量にいただいた各種のお野菜を、何としてでも無駄にしたくないの一心で、調理技術の取得に地味に燃え始めた昨今。

なお、今更かいというツッコミは受け付けておりません、本人が一番わかってるもの。 しくしく。

ほんで日常的には、懇意にしているGoogle先生からご紹介いただいたクックパッド教授やら、Twitterでうまうまレシピを垂れ流してくださる料理研究家やらに学んでいます。

しかしたまには直接教えを乞いたいと、お馴染み・大正は須藤鮮魚店の女将にすがり、昨日は午後をまるっと厨房にお邪魔しておりました(比喩的な意味でなく、リアルに邪魔)。

うまくないわけなすび


葉物の保存の仕方から、包丁の使い方、揚げ物のコツ等々を伝授していただきながら、特製ライスバーガーのタネの残りをピーマンに詰めるお手伝い。

にしても、調理器具の選び方から食材の扱い、「××は○○と合わせると科学反応で柔らかくなる」といった科学的な知識、多忙な中での効率的な作業法……と、ひとつひとつの作業・行為のすべてに理由があり、さすがの一言しか出ません。

どれほど手間がかかろうと譲らないこだわりとか、あくなき探究心も含め、「食のプロ」とはこんな方を言うのでしょう。

続・台所戦記

まさに脱ハット、一方で自分の手元を見れば、千切りのつもりが百切りになっている野菜の山があり、脱パワー……

しょんぼりしていると、とにかく数をこなして鍛錬を積めと激励のお言葉をいただきました。南無南無。

で、懲りずに本日も朝から厨房に向かいました。

やったるで


所変わって、打井川の集落活動拠点「たにんごや」さんであります。

駅前にぎわい拠点で販売できるような新・ご当地スイーツを開発したい、てんで地元のおかみさんたちに協力を仰ぎ、試作会でございます。

ひとまず、日持ちがすること、なんでもいいから地のものを使うこと、をお題に各自調べたレシピに基づき、計り、溶かし、混ぜ、焼き……の作業をひたすら続けます。

これはフレッシュ販売用


皆でああでもないこうでもない、こうしたら? あ、できたの、ムグムグ、うーんもうちょっと甘い方が……と、広辞苑の「試行錯誤」の項に動画のURLを載せてもいい状況です。

作れ、そして食え

思った通りにいかないものも多いながら、それでも皆でワイワイやりながら作ると楽しくできるから不思議。

試作の試作段階では、にぎわい拠点でひとりひとり黙々と作業してはヘコんでいたけれど、失敗もおかみさんたちと笑い飛ばせるからかしらん。

たんまりできたよPart1


おかみさんチームは、お菓子作りが得意な方をリーダーに、打井川でとれた柑橘のピールやヨモギ、栗、田芋、手作り味噌などをアクセントにした焼き菓子4種に、シュークリーム。

詳細はもったいぶってまだ秘密ですが、特に味噌のんが美味でありました。

ほんで私のお題は、大正の誇る無手無冠酒造の酒米と四万十の山中で作られる高級塩「山塩小僧」を使って須藤の女将が仕込んだ、特製の液体塩麹を使うこと。

できればもう一品、地のものを入れたいなぁと米粉を活用するのですが、やはり小麦粉とは勝手が違って予想外の仕上がりになったりします。

たんまりPart2

なんか違うなぁと、最後に惰性で作ったのが案外まともで、皆さんの評判も上々。

しかしそれは米粉ではなく、珍しいからと買っておいた芋粉を混ぜ込んだものでしたから、現段階ではひとつの素材にとらわれ過ぎず色々挑戦してみたほうがよさそうです。

加えて名物にしてゆくにあたり、販売や宣伝の面で如何に個性を出していけるかが勝負。

かっぱっぱ

打井川は全国からお客さんが訪れる海洋堂ホビー館かっぱ館がある集落ですから、カッパをモチーフにしてもいいですよね。

なんて、無理やり天板にのせたせいで【いがんで】しまったクッキーをつまみながら、あれこれ考える夜でございます。

てんで、本日の高知ことば【いがむ】は【歪む】という意味の土佐弁です。
 例)大体ようできてるけんど、ここがちくと【いがんぢょる】からハネモンやね。

ほんじゃーにー。

2017年6月27日火曜日

【やくがかかって】仕方ない

*本日、生きた証*
 AM:大正駅前にぎわい拠点にてロケロケ
 PM:須藤鮮魚店にてお勉強
   夜:燃え上がる、熱

ギンギラギンは

オー! ですか、マイキー。
自分が小・中学生の頃、一切動きのない欧米つ人風マネキンのみが出演する、奇妙な短編ドラマが流行しました。
ブラックユーモアの利いたシナリオで、声優のセリフには怒りや喜び、悲しみといった様々な感情が現れるのに、人形の顔には笑いがこびりついたまま表情に微塵の変化もなし……そしてどんな展開でも、全員の大笑いで毎回幕を閉じる。
ああいったシュールな作品の収録現場って、一体どうなっているのか気になります。

収録といえば。

先日大正駅前にぎわい拠点にてテレビの取材を受け、「放映日が決まり次第告知!」とかもったいぶってちらつかせたのに、バタバタしたらすっかり。 うっかり八兵衛。
先週24日の午後1時より、高知さんさんテレビ「さんスタ!」で大正温泉の特集があり、ジャアバーボンズのお二人とMARIさんが拠点を訪れてくださったのです。

さりげなくない銀座

あっはっは。

放映後の告知ほど、意味のない行為ってあります? ないよ、ていうかそれ報告だよ!
恐らくインコの方がもう少し有意義なことやってますね。

いやいやだって、スタッフの方から連絡があったのも直前、しかもOA時に自分は出張で大阪だったもんで 観られずでして……あ、はい、すみません。

きゅいーん

このところ、旅に出張に研修にとデスクを離れてることが多かったため、記憶も予定管理も何かとチグハグになってしまっているのでしょうか。
来月もまたウロウロ動きが多くなるし、注意散漫、職務怠慢と怒られないよう気を引き締めて行きまっしょい。

よーでるよーでる♪

再び、収録といえば。

実は本日も、にぎわい拠点には朝からロケ隊の姿がありました。

アクション!

カメラの先、土佐大正の駅舎から……

でででーん

にぎわい拠点の侵略を企む妖怪、しばてん夫婦のおでましだい。
なお「しばてん」とは高知・徳島に伝わる河童の一種であり、お座敷ではその顔を模した手ぬぐいを被って踊る遊びがあるといふ。

彼らによる拠点襲撃のシーンを映像に収めようと、窪川の協力隊員がプロさながらの機材を持ってやってきたというわけ。

何テイクも撮るのよ

は、もちろんなく、来月香川で開催される「どんと恋祭り」にて四国のご当地プロモーションブースへ協力隊として出展、四万十町のPR動画を作っちゃおうって話です。

ほんで、まあまあ長いセリフを与えられたワタクシは最初こそ好調だったのに、途中で集中力が切れたのかNG連発、情けなさにしゃがみこみながらもどうにかお役目を終えます。
しかしそれはチョイ役だからであって、主役のMr. & Mrs. しばてんの収録はまだまだ続きまっせ。

とはいえたった2〜3分の撮影に2時間を要し、さらには後日編集作業も必要……とは、改めて映像制作って【やくがかかる】作業だなと思ったり。

てんで、本日の高知ことば【やくがかかる】は【手間がかかる】という意味で使われる土佐弁です。
 例)これ、簡単な料理に見えるけんど、案外【やくがかかっちゅう】がって。

ほんじゃーに!

2017年6月26日月曜日

【おっことした】のは

*本日、生きた証*
 AM:TOKYO徘徊
 PM:帰国

リクエストはなあに

見てますか、ヒト。
出張や帰省の折、人通りの多いところを歩いていると、半ば無意識的に人間観察をしてしまう癖があります。
罰ゲームで落書きされたかの如く超個性的なの眉メイクの女性、どうしたって生き別れようのないほど顔の似通った一家、そして仲睦まじく手をつなぐ中年男性とロリータ姿のカップル……否、誰も決して悪くはない、悪くはないのさ。
今後二度と遭うことはないであろう「知らない人」たちだからこそ、つい気になってしまうのでしょう、目的なく街へ出ても退屈はしない性分です。

知らないと言えば。

こと飲食店において「知らない店」、例えば知人の紹介でない、メディアに乗っているような有名店でない、チェーン展開していない……ところにはまず入らない人は少なくないですね。

じゅーじゅーじゅーC

私の場合(特に一人ならば)看板やメニュー、店構えを見て「何となく良さげ」と判断したらすぐに飛び込むたちです。
が、それでも最近は例に漏れず、食べログやRettyといったWebの情報、いわゆる口コミをその場でチェックしてから入店することが増えました。
ヤラセ・サクラのコメントや評価もあるのは重々承知だけれど、それでもリアルな情報を掘り出して、ハズレはできるだけ避けたいじゃない。

一昨日、羽田に到着し「メシ行くべ」と長兄と合流したはいいものの、ここでも店選び問題に直面です。

まず空港なのか、ホテルの近くなのか。

うーん、新橋あたりはよくウロウロするけれど、東銀座なんて普段縁がないし、行っちゃう?

まねしよか

てんで行き当たりばったり、東銀座の地下から街へ出ると、銀座の中心部から徒歩5分程度なのに妙にひっそりしているではないの。
ええ、土曜の夜なのに、もう9時すぎだから? 早くも雲行きが怪しい。

なおお互いのリクエストは、私は「とにかく寿司以外」兄は「イタリアンはちょっと」。
しかし今話題の築地が目と鼻の先にあるためか、どこもかしこも寿司、海鮮、寿司、海鮮……時々イタリアン……寿司……お、鉄板焼! え、何、もうラストオーダー終わった?

かれこれ30分近く放浪し、もう富士そばでも良いかムードになりかけた矢先、「居酒屋」と書かれた看板に誘われ小さなビルの二階へ、行き着いたは「わのわ」さんです。

MACHIからYAMAへ

いやぁ、うろついた甲斐がありました、牛すじ大根煮、大山地鶏の唐揚げ、アボカドエッグチーズ焼……どれも奇抜ではないけれどきちんと美味しく、でもリーズナブル。
何より焼酎の豊富な品揃えが良い、と飲んだくれ発言はともかく、前評判の高い店に行くだけでなく、こうして新規開拓するのも悪くないですね。

THE ザギン

それにしても今回、改めて感じたのは、銀座というところはとかく自分の性に合わない、正確には縁がないということです。
思わずポカンと口を開けたまま見上げてしまうキラキラの高い建物、通りを颯爽と走り抜けていく高級外車、恐らく一生持つことはないであろうブランド品の店舗、美容や服にいかにもお金のかかっているセレブたち……

ううむ。 特別羨ましい訳でもないし、目指そうとも思わない。
何より(1年前まで当たり前だったのに)どこもかしこも、人が多すぎる。

川こひし

というのも、3日ぶりに高知・四万十へ戻り、一番最初につぶやいたのが「人がいない!」だったのですね。
言うまでもなく、人が少ないからこその良さがあり、そこに惹かれて自分も移住してきた訳ですけれど、かといって今のままでは遅かれ早かれ消滅してしまう地域であるのは確か。
移住定住や協力隊だけでなく、人で溢れる都市部との交流人口をいかに増やしていくかが生き残りの鍵なんだろうなとか、考えたりします。

夏休みまでは

ほいで帰ってきて緑や川を眺めて思うのは、都会の人が田舎に憧れるのは然りということ。
日々、コンクリートオアシスでPCの画面とにらめっこしていたら、そりゃあ自然豊かなところで癒されたいと思うでしょう。
ただし、四国の中でも高知は特に奥地、極めてアクセスが悪いところですから、首都圏の人の別荘も多い関東甲信越や陸続きの中国地方と同じようにしていてもどうにもならない。

仁淀の石は確かに
投げやすそう

「最後の清流」として名高い四万十川も、最近は水質の悪化を問題視する声も多く、勢いでは仁淀川に負けているのも否めません。
自然環境も人の評判も、今あるものをPRするのはしよいけれど、一度【おっことして】しまったものを回復するのは時間も手間もかかるでしょう。

てんで本日は東京ことば、【おっことす】は【落とす】の意味で使われる関東のことばです。
 例)携帯【おっことして】また画面割れちゃった。。。

にしても「っこ」て何でしょう、「おったまげ」「おっぴろげ」のような接頭タイプはとにかくね。

ほんじゃーに。

2017年6月25日日曜日

もう【ねぜり】たい

*本日、生きた証*
 日中:東京にて移住相談会
  夜:ムフフムービー

こっこごっこ

どもども、たっちーです。

手書きですか、年賀状。
新年の挨拶はもう出さない、という人も増えていますが、うちの両親は未だに手刷・直筆で送っていて、長兄が掘る干支のゴム版のクオリティには定評があります。
そんなアナログ一家で育った子どもの頃は、家庭用の小型印刷機「プリントゴッコ」に憧れたけれど、2012年にメーカー(RISO)は事業を終了したそう。
ついぞ実物を見ることがないまま、メールやSNSで挨拶する時代に突入したのはちょっと残念です。

ゴッコといえば。

一昨日、前乗りで午前中に大阪・伊丹空港に到着したため塚口で途中下車、念願のミニシアターのある鄙びた、否しなびたショッピングセンターへ向かいました。
昭和を感じさせる古い建物は空きテナントも多く、閉鎖へのカウントダウンが今にも始まりそうなのに、インフォメーションカウンターには案内係の女性が座っている……そんな不思議な店内を徘徊。

ふむふむ

お客さんの気配を求めて辿り着いたのは、「お店ごっこ」と題されたコーナーでした。
妙な名称でなんじゃろなぁと覗いた説明書きには「ボックス型フリーマーケット」の文字があり、要はレンタルボックスでの販売スペースなのね。

これまで大正駅前にぎわい拠点でも、地域の方々による手作りの品を預かって販売、一部を手数料としていただいてきましたが、今後はスペース貸しも考えていたので参考にいたしましょう。

ブレータ

水晶玉にレアそうなフィギュアと、オーナーのこだわりが感じられる箱があったかと思えば……

ほほう

ん? 男子中学生の引き出しか?
てな具合に自由すぎるものもあったりして、出品(出箱?)基準をどのように定めるかは意外と重要かつ難しいのだと気づかされます。

部屋や敷地のレンタルもそうだけど、貸主にとっての「当たり前」は多様な借主の全てにとっても「当たり前」であるとは限りません。
言った言わないの話になってはいけないので、そこまで書く必要ある? と思うようなルールも明文化しておくべきなのでしょうね。

ホンネが大事

当たり前といえば。

同じ日本の国の中であっても、都市部育ちの人が田舎暮らしに飛び込むと、その土地の「常識」に驚かされること非常に多いもの。
確かに近年は、ご当地あるあるネタを取り上げたバラエティ番組も多く、Web上にはいくらでも情報が転がっているけれど、いざ移住となると不安な部分があって当然です。

準備しよか

そんな「地方暮らしや高知での生活に興味はあるものの、生の声をもっと聞いてみたい」という方のギモン質問に、各自治体職員や先輩移住者が直接お答えしちゃうよ! 
てな企画が、昨日は大阪、本日は東京・有楽町にて開催された「高知暮らしフェア」であります。

いらっしゃーい

四万十町や協力隊に興味のありそうな方へお声がけし、ブースでお客さまをお迎えしながら面談、面談、面談……。
やっていることは大阪と同様ながら、客足は前日の倍近く、客層もかなり異なったので新鮮に感じる部分も少なくなく、やはりあっという間に過ぎた一日でありました。

もっとも、「きっと応募するだろうなぁ」とかなり確度高めな協力隊候補者も発掘できて嬉しい限りですが、良い面ばかりを話して無闇に移住を進めたりせぬよう注意を払っています。
面談を通じて、明らかに移住の決意を強くされたような方ならば尚のこと、いざ動いてからギャップに苦しむことがないよう本音トークに努めました。

TOKYO LAST NIGHT

悪口ではなく、あくまでありのまま、それを聞いてもやっぱり行ってみたい、という方が来てくださるといいですな。

ちなみに個人的な本音を申せば、とにかく今日の朝が眠いのなんのって、会場集合から準備作業を終え、フェアがいざ開場するまでの1時間弱は記憶が飛ぶこと数知れず、とにかく【ねぜり】たいの一心でした。

てんで本日の高知ことば、【ねぜる】は【寝っころがる】という意味で使われる土佐弁です。
 例)一日ばあ砂浜に【ねぜっちょった】ら、そら真っ黒にもなるがって。

は、始まってからは寝てないから(当然

ほんじゃーに。

2017年6月24日土曜日

登らない【やま】もある

*本日、生きた証*
 日中:移住相談会@大阪・天満橋
  夜:再逃亡


おかずですか、たこ焼き。
粉モン大好きウーマンとしては、8個程度ならオヤツにぺろりといけますが、食事にするなら単体を希望、それで白米を食べようという気は起きません。
しかし関西では、お好み焼き同様ご飯のおかずにされる……というと炭水化物×炭水化物じゃん! とツッコむ人もいますが、ほいたら焼きそばパンはどうなのよって。
当該地域外の人が見れば信じられないようなことがある、食文化の地域性は実に奥が深いですな。

驚きの食文化といえば。

一般的に、猛毒が含まれるフグの内臓は食卓に出回ることはありませんが、なんと石川・金沢では卵巣を食べる文化があるそうです。
ええ、大丈夫なんかと思われますが、2年もの時間をかけて塩漬けと糠漬けをすることでその毒が抜けてしまうとかなんとか、ほんまかいな。

見た目はたらこ風

事実、昨晩食べた自分がピンピンしていますから、大丈夫なのでしょうね。
見ての通りプチプチの食感、塩気と発酵臭がまた、酒のアテに最適ってんでジョッキの空くペースが早いのなんの。

ちなみにこちらの製造は「石川県ふぐの処理等の規制に関する条例」で制限されており、所定の基準を満たした施設に限られるとのことで、名実共にご当地の”珍”味であります。

でででん

といっても、さすがに石川までは行っておらず、出会ったのは大阪・天満の海鮮居酒屋「裏天満 こばち屋」さん。
約4年半ぶりに再会した友人はかねてから目をつけていたそうですが、予約ができない人気店だそうで。
ちょっと変わったメニューが特徴的で、例えば上記写真の一品が「海鮮玉手箱」たる由縁はといいますと、

ぱっかーん

石でできた箱の蓋を開けると、もくもくと冷やっこい煙が立ち上る粋な演出!
かの彦摩呂も「刺身の玉手箱やぁ〜!」と言ったとか何とか。 知らんけど。

それにしても、このお店のある天神橋界隈、夜の賑わいたるや凄まじいものでした。

路地へと入りこむ

外のテラス席までいっぱいの店舗もざらではなく、華の金曜日であることを差し引いても10時過ぎに人波の途絶えることがないのはさすが。
やや汗ばむ気温の夏の夜、熱気とにぎわやかな話し声でいっぱいになった通りは高知の日曜市同様、どこかアジアの異国のような雰囲気でした。

れっつ・えいぎょー

おいおい、今回は出張とか言いつつ喫茶店だの居酒屋だの、ちっとも働いてないじゃないのって?

いやいやそれは昨日のハナシ、今日は朝から移住相談会でお接待でございます。
「高知暮らしフェア」と題し、高知県内の各市町村や求人中の企業がブースを出展。
移住に興味はあるけれど、家とか仕事とかって実際どうなのかしらん、というお街の方々のギモンにお答えしようっていう企画ね。

待機

自分も一応先輩というか経験者ということで、高知・四万十暮らしのリアルをぶっちゃけるお役目を賜ったのですな。
しかし個人的により力を入れていたのは地域おこし協力隊員のスカウト、すなわち仲間拡大の営業活動であります。 

いい人捕まえちゃうよ! てんでブースを訪れてくださった、年齢・性別や職業、来場のきっかけが様々なお客様とじっくり面談、合いそうだなぁと感じた方には是非応募の検討をとお声がけさせていただきました。

いらっしゃいませ

午前中こそ客足はまばら、しかもうちのブースはかなり奥まった場所、ヒトケの無さに不安があったものの、お昼をすぎると徐々ににぎやかになってきました。

協力隊になってくださったら良いなあ〜〜と心底思った方から「一緒に働いてみたいです!」と言っていただいた時には、わざわざ来た甲斐があったてなもんです。

さすがやね
(食べてないけど)

あっという間に1日が過ぎ、再び向かった伊丹空港にて明石焼専門店にBYE-BYE, OSAKA! いざ東京へ移動です。
そう言うとさも順調に過ごしたように聞こえますが、実は早朝からアクシデントに遭遇。
何せ持ってきたパンツがそこそこゆるかったのに、ベルトをすっかり忘れていたもんで真っ青、ホテルのフロントに駆け込んで「何でもいいので紐ください……」。

麻の【やま】でお腹を縛っておりましたとさ、とほほ。

てんで、本日の高知ことば【やま】は【ひも】の意味で使われる土佐弁です。
 例)私がここ押さえちょくき、【やま】で結わえてや。

ほんじゃーにいー。

2017年6月23日金曜日

【レイコー】願います

*本日、生きた証*
 朝:run away again
 昼:mooooovieee
 夜:Re: union

出張酔いどれ隊

どもども、たっちーです。

離れですか、寝室。
夫を早くに亡くした父方の祖母は、かつて彼女の姉一家と福岡の田舎に住んでおり、長期休みには家族で遊びに行っていました。
彼女がまだ元気だった頃は広い敷地の離れで寝泊まりしていたため、私も日に何度かそちらへ行くのだけれど、たどり着くまでの通路にいる犬が大きく、それ以上に凶暴でした。
今であれば適当にいなして何ともないでしょうが、誰彼構わず吠えまくる彼に当時は閉口したものです。

離れといえば。

生まれてこの方、集合住宅にしか住所をおいたことがない身としては「一軒家」自体が憧憬の対象で、「母屋」と区別すべき「離れ」や「倉庫」がある家の敷地に入るとむくむく湧きあがる探検心を抑えきれません。

しかし昨晩、訪れた「母屋」は個人のお宅ではありません。

おはつです

高速に乗れば、窪川から20分かかるかどうかで行けてしまう隣町・中土佐は久礼の居酒屋「おもや」さんです。

昨年(夏の終わり?)も釣りがてら寄ろうという話になったのだけれど、お休みだか予約で満員御礼だかで断念した記憶があるから、ようやくの初訪問。
中はいくつかの小部屋に分かれていて、途中座敷も覗き見えたものの、通された一番奥の個室はテーブル席、私はもちろん一番下座に陣取ります。

何故って? それは全5名の中で最年少だったから。

というのも嘘ではありませんが、何より「美味しいコースごちそうしてあげる」の誘い文句に釣られてホイホイ出てきたら、幹事以外の方は(ほぼ)初めましてだったためです。

寿司が……!

恐らくそういう場合、普通は遠慮して参加しないのでしょうけれど、まぁ図太さでは高知県大会出場なんて余裕ですからね。

なお魚介中心にどのお料理も美味しく、とりわけ(普段米を食わない人間なのに)土佐巻と梅干し入りの焼き鯖寿司がうまうまでございました。

出国手続きは 

と、良いアテと共に中々飲み散らかした夜が明けますと、大急ぎで荷物をまとめまして。

いざ亡命

国外逃亡でございます。

さて行き先はといいますと、 「さすべえ」ことチャリン子に傘を立てるアイテムが市民権を得ている国。

出た出た名物

USO、ゆないてっど・すていつ・おぶ・OSAKAでございます(なお今回は遊びではなくお仕事よ)。

何を申す、国内やないか! と思われるかもしれませんけれど、 四「国外」に間違いありませんし、何せ(元)関東人的には文化的に海外のようなものなのです。
少なくとも横浜ではまず「さすべえ」なぞ見かけませんし、ここへ来るたびうっかり間違えてしまうこと、それは。

でたでた異文化

エスカレーターの立ち位置です。
関東、恐らく名古屋あたりまで(と九州も同じのはず)では、立ち止まる人は左側、急ぐ人は右側をすたこら歩く……と頭にはあるのですが、うっかり忘れて左に立ち尽くし顰蹙を買ってしまいます。
パスポートはいらなくても外国のようなもの。

きっちゃ店ほうろうき

その他文化の違い、いわゆる「ご当地色」を感じる場所というと、喫茶店ではないかしらん。
例えば高知ではモーニングの充実具合に加え、どんなメニューを頼んでも最後に温かいお茶が出てくるのは面白いなと思っていましたから、やっぱりこちらでも偵察せねばなりませぬ。

美味しいものは
脂肪と糖さ

てんで飛び込んだは塚口駅近くの喫茶店「八根有羅」さん、迷った末に「白玉あずき入りバニラアイス」をオーダーです。
なお店名はまず初見では読めませんな、”やねうら”だそう。

続・異文化

スイーツそのものはメニュー名の通りだったけれど、特徴的だったのはコーヒーにハッピータンが添えられていたこと(他のお客さんを見る限りどのドリンクにもついています)。

大阪の喫茶店文化というより、このお店独自のものだったかもしれませんが、あんこで甘ったるくなった口には絶妙な塩加減でございました。

こういう当て字は
嫌いじゃない

ほんで内装は床と壁が濃茶の板張りで、ぐるりと梁に数え切れないほどのキーホルダーが飾られている店内はとにかく味があります。

ほんとは自家製パンと
カレーが人気

お会計の時、(きっと70歳は超えておられるだろう)ママさんにお話をうかがうと、全国各地のキーホルダーはすべてお客さんからのお土産だそう。
確かに普通、お店をやっていたらあちこち旅するのは難しいですよね。

「新婚旅行で買ってきたというものも結構あるんよ、”うまくいってる人たち”なんか、その後自分たちが贈ったものを見に来たりね」

続いているご夫婦ですか、と問い直すと「そう、それぞれ色んな事情があるからな」と柔らかく微笑みながら答えてくださいました。
周りを見ていると、こうしたやりとりを楽しむ馴染みのお客さんも多い模様。

スタバで気取ってあれこれカスタマイズするのも良いけれど、こういった昔ながらの喫茶店なら【レイコー】ひとつ、なんて注文……して変な顔されたら嫌なので、言わないけどね。

てんで、本日は大阪ことば【レイコ(ー)】は全国的にも知られていますが、アイスコーヒーのことを指します。
 例)いつもの、【レイコー】で頼むわ。

ほんじゃーに。

2017年6月22日木曜日

【やざいかざい】の家財?

*本日、生きた証*
 朝:北ノ川小学校にて読み語り
 昼:大正駅前にぎわい拠点にてイベント仕込み
 夜:中土佐にてワイのガヤ

癒されマッスル

どもども、たっちーです。

キュンキュンですか、ハート。
とかいいつつ、トキメキって一体何なのでしょう、脳内麻薬? 錯覚? 幻覚?
いずれにしても、大方の場合は泡沫のことであって、後々冷静になって振り返ると「なぜ、あの時……」と悔いてしまったりします。
ごく稀に、一生覚めない夢を見続ける人がいるわけで、いと羨ましきことでありますな。

キュンキュンといえば。

先日お邪魔していた土佐町にて、心ときめく出会いがありました。

かわゆいね

土佐町の元協力隊員の方が今春立ち上げたNPOの事務所をご訪問すると、5歳と3歳の兄弟が元気よくお絵かき、折り紙に興じているではありませんか。

この子達が顔立ちも整っている上、まぁとにかく子供らしくて可愛らしいのなんのって。
最初こそ警戒されていて目を逸らされてしまったけれど、一緒に紙飛行機を飛ばしてくれたり、手を繋いで歩いてくれたりと次第に心を開いてくれたご様子。

ちなみに本来の訪問目的は、日本人ながらヒンズー教のカーストの被差別民を仏教に改宗させて抑圧から解放すると共に、少数派である仏教徒の人権を守る活動をしておられる日本人・佐々井秀嶺氏の講演会でした。

ホールの席が足りぬほど
大盛況

お坊さんのありがたいお話を聴き終え、思いのほか遅くなってしまっていたため慌てて帰路につくと、ちびっこギャングからテルTELテレフォンが。

「遊んでくれてありがとう! また来てね!」

何それえ。

ときめかずにいれるかーい! 反則!!
てな具合で、中学生のようなフレッシュな感受性を取り戻した夜、ただただ有り難き幸せでございました。

分けたまへ、清めたまへ

フレッシュといいますと。

大正駅前にぎわい拠点で店番をしておりますと、馴染みのお客さまからとにかくフレッシュなおすそ分けをいただきます。

例えば、

ころころりーん

甘酸っぱいスモモちゃんとか。

立派に茂った、

わっさー

大葉ちゃんとか(もちろん相葉ちゃん風に)。

それはそれはふとくなった、

どこまで肥大するか

河童の主食とか。

生の葉っぱをバリバリ食べるのをこの上なく幸せに感じる人間ながら、おかげさまで四万十へ移住して約11ヶ月、数えるほどしか野菜・果物を買ったことがありません。

態度はL

いやぁ、ありがたいですね。
午後はおやつの差し入れもいただいたりして、自分で弁当を用意するにも及ばない。

しかしいくら欲望の儘に生きているとはいえ、分かりやすい生産的な活動(?)には縁がなく、目に見える形でお返しができぬのが申し訳ないなぁ……と思います。
地域でのイベントの企画・運営を通じて僅かでも恩に報えれば良いのですが、実際どうなのかしらん。

まぁ立派

否、例え今は【やざいかざい】お世話になりっぱなしだとしても、時間がかかってもお返し、あるいは(胸をときめかせてくれた兄弟の如き)次の世代にバトンタッチできるような生き方を目指さなければならんのでしょうな。

てんで本日の高知ことば【やざいかざい】は【何もかも】という意味で使われる土佐弁です。
 例)大掃除の時、ここ3年ばぁ着んかった服は【やざいかざい】捨てたき、すっきりしたで。

ほんじゃーにん。