2017年6月18日日曜日

また【おいない】

*本日、生きた証*
 日中:上賀茂・下鴨めぐり
    錦市場で腹ごしらえ
  夜:三宮にてご無沙汰ごはん

liver? river!

どもども、たっちーです。

炭火焼ですか、串。
きいんと冷えたビールの喉ごしが堪らない夏の夜、併せて口にしたくなるものを上げるなら枝豆、そして焼き鳥でしょう。
居酒屋ではどれを頼もうかと毎度メニューとにらめっこをするのですが、定番のねぎま・ももに加え、皮、砂肝、ぼんじりあたりはまずおきたいところ。
焼肉のホルモンしかり、歯ごたえが一癖あるものは頬張るだけで幸せになる……なんて、大げさかしらん。

カワといえば。

町外および高知県外の人が「四万十町」と聞くと、まず思い浮かべるのは何をさしおいても四万十川ですよね。
「太平洋に面していて海があるし、愛媛との県境にもあって山もある、しかも南国土佐は真っ赤な嘘で冬は氷点下」なんてこともまず知られていないし、私だって以前は綺麗な川があるんだろうなという程度の認識でした。

しかしいざ移住してみると、地元の方々にとって綺麗な川は「あって当たり前」の存在。
それゆえに特別自慢にも思っていないし、本流(四万十川)は昔に比べて汚くなったから……とおっしゃる。

梼原川です
実際、梼原川や中津川、久保谷川といった支流に行くと、あまりの透明度に驚かされますから、確かに本流の水質は悪くなっているのかもしれません。

けれどそもそも私に植えつけられた「川」のイメージは、多摩川や鶴見川、大岡川のように、罰ゲームじゃなければ水に触れたくもないような深緑色の流れ。
だから現在の本流でも十分に感動できますし、都市部育ちの大多数の人はそうだと思うのです。

だからこそ、せめて今以上に悪化せぬよう今の四万十川の環境を守ることが大切であって、外から人を呼ぶ観光資源としての希少性・重要性も改めて見直される時なのかもしれません。

名所です

なんて考えたのは、京都は嵯峨嵐山の人気スポットである渡月橋から望む大堰川の景色を眺めていたとき。
(厳密には、橋より上流は保津川、下流は桂川と言うそう)

幅は広いけれど極めて浅く、石の河原や土手には広々としたスペースもあり、言うまでもなく四万十川とは大きく様相が異なりますから、観光に訪れた人々の時間の過ごし方も当然違います。
しかも沈下橋をすっかり見慣れてしまった身にとっては、 木製の欄干のある橋は逆に新鮮に感じたりもしましたし、生の「鵜飼い」も初めて見ました。

その後向かった、京都市内を流れる鴨川もまた、趣が違います。
これまでしてきた一人旅では、もっぱらレンタサイクルでの激走ロードだった川沿いの歩道も、お天気の良い休日には最高のお散歩コース。

養殖場です

何より、え? どっからわいてでたの? てな具合にカポーが鈴なりになっている様はもはや圧巻、いや滑稽ともいえます。
なお独り身の僻みとは言われても厭わない、しかしここまでカポーがカポーを呼ぶ河原なぞ余は他に知らぬ。

刺せばいいのさ

ええい、阿呆みたいに増殖する男女について綴っても何も面白くない、話を皮、いや焼き鳥に戻そうではないか。

焼き鳥の何がおつまみとして優れている点のひとつは、串に刺さっていることだと思われます。
ビールジョッキを片手に立ったままでも食べられる手軽さは、調理する際の効率性とどちらが先か分からないけれど、とにかくよく出来た食べ物です。

サクむちです

で、観光地でウケる食べ物の特徴として(ご当地食材は言うまでもなく)このように「串に刺さっている」ことが挙げられましょう。
つまり、荷物を持ったままでも食べ歩きが可能、というのはとにかくポイントが高く、ちょっと小腹を満たすのにつまもうかなと手が伸ばされるわけ。

嵐山で食べた抹茶の生麩のカツ然り。

サクふわです

同じく嵐山の、明太子たっぷりの魚のすり身を湯葉で包んで揚げたの然り。

プリほくです

錦市場商店街で食べた、卵入りのゆでダコ然り、ね。
大正で開発しようとしている塩麹の新スイーツも、とりあえず串に刺してみたらどうかしらん? なんてね。

歩けよ乙女(仮)

にしても、「食べ」ばっかりで「歩き」の方はどうなのよアンタ、というところですけれど、これでも案外歩いているのです(友人のiPhoneちゃん曰く、昨日は3万6千歩だそうで)。

高知ではすっかり(危険運転の)車生活なもので、足腰の弱りを痛感しつつも、元々歩くのが好きだったなと思い出しました。

ゴミが人のようです(違

雨女が珍しくお天気に恵まれ、清水寺を歩く頃には汗がじっとり。

参拝を終えて再びズンズン歩を進め、祇園で買い物をしたり鴨川でカポーを冷やかしながら、四条河原町の方へ抜ける頃には18時前。

迷い込みたい

かなり日が長くなっていることもあり、まだ点き始めたばかりの灯が映える暗さではなかったけれど、【どんつき】などなさそうな細い路地の誘惑といったら……

まさに「夜は短し歩けよ乙女」の世界観、京都の夜の魅力は一晩ではとても味わいつくせないということか。

てんで本日の京都ことば【どんつき】は【突き当たり】【袋小路】の意味で使われます。
 例)曲がるのはもう一つ先の丁字路よ、そこ入っても【どんつき】やわ。

京都に限らず、関西全域でよく使われるようですが、関東ではあまり馴染みがない……かな。

ほんじゃーに。

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