2017年8月3日木曜日

【しゃっても】今

*本日、生きた証*
 日中:脱藩(1ヶ月ぶり●回目)
  夜:ASAGOの若者に学べ

鉄子の部屋

どもども、たっちーです。

乗ってますか、土讃線。
旅といえば青春18きっぷ、日常の移動手段ももっぱら電車だった人間も、車を手に入れるとコロッと乗り換えてしまいますから淡白なものですね。
地方の駅でスカスカの時刻表を見て陥る、途方もないようあなあの感覚もいつしか遠いものとなり、運転しない/できない人の目線を忘れてしまいがち。
地域のことを考えるなら、時々は鉄道も利用しないと……

がたんごとーん

とJRの差し金ではないけれど、今朝は無事退院となった愛車(仮)くんをお迎え後、そのまま駐車場へ休ませて自身は窪川駅へ。
スリル満点の揺れに定評のある特急「南風」に飛び乗りまして、

瀬戸の大橋

ひょーいと。

おはつです

降り立ったは、和田山駅であります。

って、どこやそれ! というツッコミは、1ヶ月前の私自身もしているでしょう。
姫路から北へと伸びる播但線の終着駅で、兵庫県は朝来市の北部に位置します。
ちなみに「アサクル」でも「チョウライ」でもなく「アサゴ」でありまして、朝が来るまちなんて何とも字面が美しいですな。

ふらのふら

さて、いくら協力隊は休みが多いからって、文字通り休んで定住のための活動もろくにせんと、またフラフラ遊び回りよって!

なぁんて、邪推ですわ。

あくまでお仕事、お勉強、すなわち出張でございます。
まぁ、つい最近まで地名も知らなかったところへ、7時間近く鉄道を乗り継いでまで行くってどんだけ〜と我ながら思いますけんど。

ちなみに和田山の駅前は清々しいまでに何もないのですが、2分ほど歩くとガラス張りの近代的な建物が突如出現します。

どーん

昨年建設されたばかりの市役所だそうで、まぁなんと立派!

線路を跨ぐ渡り廊下が自慢、木の使い方が美しい四万十町役場の庁舎も評判は高いけれど、ガラス張りってやはり開放感がありますねぇ。

などと書いて改めて感じるのは、自分が相当に「四万十/高知ベースで物を見て考える人」になりつつあるということです。
都市部ではもちろん、田舎と呼ばれるような中山間地域へ行った時も「四万十なら……」「高知と比べると……」と無意識のうちに比較していたりします。

円山川というそう

景色一つにしても、山があるのに遠いなぁ、河原と土手が広いなぁ。とか。 
大正・十和なんて山と山の隙間に人が住んでる感じだもの。

もちろん、単純にどちらが良い、悪いという話ではなく、比較することで気づく新しい視点てのがあるよね。

比べLOW

さて、そんな「比べる」をテーマにした中高生向けのゼミが、今晩朝来市役所で開催されました。

おじゃましまうす

地域を題材に考える力や実践力の育成を通じ、学力のアップも目指す若手人財育成プロジェクト「ASAGOiNGゼミ U-18」の一環で、「ろじかるゼミ」と題された通り論理的思考を学ぶものです。

市が主催する学校外の教育プログラムということで、窪川高校でのしまんと未来編集会議など四万十町での自分の活動をより良くするための視察てな具合です。

本日のテーマは「対比」で、似て非なるものや全く異なる物同士をロジカルに比べるってどういうこと? をワークを通じて学びます。

ふむふむ

これがまぁ、面白かったんだぁ。
「運営者」の視点から、プログラムの企画・内容、ファシリテーションの技法を学んだのはもちろんですが、学生と一緒に考えたり、書いたり、話したりする内容そのものが非常に興味深かった。 
大人も十分学ぶところがあって、職員研修にしてもいいくらい。
明日の視察もワクワクであります。

ちなみに今回、7月の東京でのセミナーでのご縁があってたまたま朝来なのだけど、【しゃっても】行きたい! と出張をこじつけた自分の目は間違ってなかったかも……にゃーんてな。

てんで、本日は朝来を含む但馬のことば【しゃっても】は【どうしても】という意味で使われます。
 例)夜中のアイスは太るなんてわかっとる、けど【しゃっても】食いたいねん!

ほんじゃぁにん。

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