2017年4月10日月曜日

どうも【かざり】ゆう

*本日、生きた証*
 AM:鄙びた、もとい萎びた観光地で大地の息吹を感じる
 PM:荒れた太平洋のそばで歴史を学ぶ
   夜:日本のジャマイカの如き市場で熱量摂取

安かろう、●かろう

どもども、たっちーです。

ぶっつけですか、本番。
今更告白するまでもありませんが、旅行の準備に手をつけるのは早くて出発6時間前という、根っからの物臭です。
「備えあれば憂いなし」と頭では分かっていても具体的手段は講じず、結果当日バタついて後悔するのですが、何でも前もって準備する癖はつきそうにありません。
一発勝負に自信があるわけではないんですけれどね。

ぶっつけといえば。

大正協力隊員のアジト「大正駅前にぎわい拠点」の通用口にはシャッターがあり、営業時間前後には上げ下げして出入りをするのですが、5回に1度の割合で頭をぶつけております。
解錠時にシャッターをしっかり上へやっておけば良いだけなのに、中途半端な高さで止め、更にそれを忘れて出ようとするからゴチンとやってしまう。

うーん

これなんぞもうお察しですが、そもそも顔を洗うことが想定されていない設計ともいえ、注意力散漫人間には辛いものがあります。

しかし、いくら注意したところで、どうにも……

そこまで短足ではない

ならんでしょう。腰をひねって便座に腰掛けたのは人生初です。
と、ほぼほぼ欠陥とも言える洗面設備、さすがに我が家ではなく、高知市内で最安レベルということで飛びついたビジネスホテルの一室であります。
外観からして築年数や耐震についての想像を自主規制したものの、個室のドアを開け、薄茶けた壁紙に染み付くタバコ臭さ及び上記水回りその他に「1泊2700円」の所以を感じました。

まあ、寝てシャワーを浴びることさえできればいいよね(棒読み)。

日頃の行いが

にしても、何でまた市内で一晩をって?

ここで待つのは初めてね

はるばる横浜より、旧友が初めて高知へ足を運んでくれるってんで、ツアーを主催(?)したのであります。
昨夏、自らがっつりプランを練って来高したカープファン仲間とタイプが異なり、「とりあえず、おまかせで!」と言われた今回、高知旅行の印象の良し悪しは9割方自分にかかっている……

となると責任重大、普段一人旅をする際は一切計画を立てないけれど、そうもいかないってんで数日前からあらゆるガイドブックとにらめっこしておりました。

が、が、が。

ととと、とりあえずここは

昨日は晴れていたのに、今日から本降りってなんなん。 どんだけ、日々の悪行の報いを受けてるの。
正直、なんちゃあないスポットだって、とにかくお天気さえ良ければ大抵楽しく過ごせるのが旅というもんでしょう。 

桂浜から見渡す太平洋は、いつも以上に荒々しい波が渦巻き、ある意味迫力はありましたね(やけくそ)。


雨OK×自然=?

何せ私の愛する高知といえば、美味かつ豪快な食に気さくな県民性の人びと、そして雄大な自然なのですが、雨が付いて回ると自然を体感するのは中々難しくなります。
かといって、そもそもお街に住んでいる人を博物館や美術館ばかりへ連れて行ってもなあ……と悩んだ末、向かったは。

あふるゝ冒険感

日本3大鍾乳洞の一つで国の天然記念物、香美市は龍河洞であります。
そうさ、洞窟なら雨なんて屁でもねえさ。
全長は約4kmあるそうですが、予約不要・普通の装備で回れる通常コースは約1km・30分ほど、お手軽に探検隊気分を味わえます。

そういえば鍾乳洞自体初めて訪れた私、上から下から突き出た石の形や多種多様な岩肌を生で観ると思いの外ワクワクし、友人以上に満喫してしまいました(ダメ添乗員)。

「オシラサマ」を彷彿させる

ちなみにこの洞穴からは、弥生土器に炉の跡、炭や貝、動物の骨などが見つかり、弥生時代にはヒトが住んでいたというから、オドロキです。
今でこそ通路や電灯が整備されているけれど、(松明を持っていたとしても)こんなところへ初めに足を踏み込んだ奴は間違いなく罰ゲームの被害者ではあるまいか……。

なんて、くだらぬ話を続けながら夜は市民の台所「ひろめ市場」へ出向くと、偶然出くわした知人と一緒にうまうまやることになり、広くて狭い高知の面白さを味わいました。
ここでご馳走になったカツオの刺身が、全く嫌に【かざる】ことなく大変美味ってんで、友人も喜ぶ様子を見てやっと一安心であります。

魚以外も美味いのよ

てんで、本日の高知ことば【かざる】は【臭う】という意味で使われます。
 例)なんか【かざる】と思いよったら、火にかけたままの鍋が焦げちょった。。。

ほんじゃーに。

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