2017年4月28日金曜日

ひたすら【とめて】

*本日、生きた証*
 日中:大正駅前にぎわい拠点を地味に盛り上げる
  夜:取材と称したごはん
    或るバイト

遊んじゃいけない

どもども、たっちーです。

飲み物ですか、カレー。
これまで本ブログをご覧くださっている方には説明不要ですが、好きな食べ物を挙げろと言われたらキリがないほど「食」は今の自分にとって重要な生きがいです。
で、高知に来てからというもの「飲」(≒酒)という楽しみが加わり、料理が美味しいから飲み、飲むほうも旨いから箸が止まらないという鶏タマゴ問題が発生中。
そんな私は「カレーは飲み物」に賛成派、というのはまあ、あまり進んで白米を摂取しない偏食からであって、石ちゃんのような大食いキャラとは違った動機かもしれません。

カレーといえば。

いつも思うのです、どうして当然のようにライス(あるいはうどん)がついて出てくるのかと。
特に居酒屋で、なぜ彼は〆のメニューとしてのみ扱われるのかと。

そりゃ、ごはんにかかった状態で食べる旨さは重々承知だけれど、お酒と肴でお腹はそこそこ張ってる、しかし口はあのスパイシーさを求めている……!!!
という状況は十分あるでしょう(え、ない?)。

でも「カレーライス、ライス抜きで!」と頼んだら、お店の人に不審がられるに違いない、とこれまで自重してきたのですが。

偏食の極み 

ついにお願いしてしまいました、「カレー……ルーのみで」。

丼にたっぷり入ってきたルーには親鳥がごろごろと入っていて、(個人的には全然平気ですが)刺激的な辛さが口の中にいっぱいに広がり、にやにやしながらスープの如くすする。

やはりこれは飲み物として成立すると確信です。

と、こんな偏食を快く許してくださった太っ腹なお店といいますと。

いつもに増して構図がね

窪川の青年たちのお腹とココロを満たす居酒屋・古梵さんです。

しかも昨晩と一昨日は、オープン2周年記念企画のためドリンクが全品半額!
てんで、店内は普段にましてお客さんがひしめき合っており、たいそう賑やかでありました。
(にしても、開店する以前彼らはどこでランチを食べ、ビールを飲んでたのか知らん? というぐらい、窪川にとって欠かせぬお店になっているのはすごいこと。)

ちなみにカレーは飲み物との主張を断固として崩さぬ我がグループは、しまいにはルーを空いたジョッキに入れていただく始末、こういうタチの悪い酔っ払いは嫌ね(反省)。

時計の針をば

さて「2年」というと、小学生の頃はものすごおく長い時間に感じたけれど、今は実に一瞬で過ぎてゆくのですから、年をとるのは恐ろしいことです。

しかしいくら時間が早いといっても、結果が出るまでに2年もかかるプロジェクトを一人でやり通すとなれば、決して「あっという間」には思えないでしょう。

back to 40 years あご

昭和51年5月13日の高知新聞には、アルバイトで貯めた軍資金を手に窪川のまちの写真を2年間に渡り収集、県立図書館で展示会を開いた或る若手カメラマンの姿が描かれています。

旧窪川町の家々を時に門前払いの目に遭いながら訪ね歩いて、明治後期から昭和中期の写真をひたすら複写し続けること1000枚。
風景や年中行事、地域のイベントから、学生の記念写真や家族のポートレート……様々な被写体によって作り出される「観る町史」はまるでモザイクのようで、部分を見ても全体を見ても奥深い。

宝の山(海?)

そんなお宝を蒐集した(元)青年カメラマンとは、今年2月に開催した「しまんと未来編集会議」で多くの写真資料を提供してくださった、「写真のたけよし」のご主人です。

ちょうど平成28年度の第1回会議を終えた一昨日、「展覧会以降、大量の作品に埋もれて行方知れずになっていた写真パネルが40年ぶりに見つかった」とご主人からお電話をいただきました。

「出てきたからスタジオの床へ一時的に並べてるけど、明日の朝にはしまうよ」と言われたら、無理に片付けてでも行かねばなりませんでしょう。

町の文化・風俗の変遷はもちろん、そこから浮かび上がる当時の日本の政治・宗教的な背景、また映り込んだ人々の生涯など、一枚一枚の写真のもつ情報量は実に豊富かつ濃密。

これはいつ? どこで撮られた? どんな場面?

と、3歳時並みのしわさでご主人を質問責め、かじりついて眺めていたら、これまたあっちゅう間に日が暮れていました。

これは別のお方による大正の古写真たち

そして本日も、ひょんなきっかけで大正の方でも古い街並みの写真を見せていただく機会があり、これはどう考えても「協力隊としての活動のヒントは古写真にアリ」という神の思し召しとしか思えぬ!

アイディアは色々あるのです、さっそく企画書作って、協力者を【とめ】に行きましょう。

てんで、本日の高知ことば【とめる】は、【探し求める】という意味で使われる(おそらく)幡多弁です。
例)この釣竿、あちこち【とめちょって】、ようやっと見つけたレアなやつなんよ。

ほんじゃーに。

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