*本日、生きた証*
*本日、生きた証*
日中:大正駅前にぎわい拠点にて「しまんと未来編集会議」準備
夜:須藤鮮魚店にてうまうま調達
どもども、たっちーです。
オタフクですか、ソース。
「みそ」や「しょうゆ」といった基本的な調味料は、地域によって「当たり前」が大きく違うことで知られていますね。
例えば味噌なら、関西は白、関東甲信越は赤、醤油も九州のものは甘口だったり……そういった全国分布図やマーケットシェアを見たり、歴史や由縁を調べるのは非常に面白い。
で、ソースを見ると、東海地方より北(東)は中濃が、西日本ではウスターが主力。
メーカーでいうと東日本はブルドック、北陸・東海・九州はカゴメ、中国・四国・近畿はオタフクが強いそうで、確かにお好み焼き屋さんに出てる幟はほとんどオタフクだよなと思ったり。
オタフク(阿多福)といえば。
丸顔(下膨れ)、鼻は低くて丸く、おでこが広い特徴をもつ、「おかめ」とも呼ばれる女の仮面としておなじみです。
漢字の由来については、膨らんだ頬が「フグ(フク)」に似ている説もありますが、「福が多い」とも言われることから、お正月に遊ぶ「福笑い」に使われるのかもしれません。
少なくとも現代の日本女性に対し、おかめやオタフクのようだと言えば侮辱、最悪の場合刺されかねないレベルでしょうが、平安絵巻なんかではこの手の顔が多数派ですから、時代が違えば美人だったかもしれません。
さて、この顔のモデル「アメノウズメ」は芸能の女神で日本最古の踊り子とされ、先日、鹿児島からの帰り道に訪れた神話の里・高千穂の道の駅では、巨大な石の顔がお出迎えしてくれました。
かの有名な「天の岩戸」事件でこの世が真っ暗闇になった際、閉じこもっていた天照大神を外に引っ張り出すのに一役買ったのが彼女。
天照大神が引きこもって(?)以降、悪いことばかりが続いて困り果てた八百万の神々は、どげんかせんといかんと会議を開きます。
その会場となったとされる天安河原(あまのやすかわら)には、さながら野外ホールを思わせる巨大な洞窟があり、人気の観光スポットになっています。
ウズメちゃんがここで相当「滑稽な」(かつエロティックな)踊りを披露したことで神々が大笑い、天照大神は「一体何事よ」と少しだけ戸を開けたところを引っ張り出されたのだそう。
ブログに詳細を書くのは些か躊躇われるタイプの踊りらしいですが、とにかく彼女がいなければこの世はずっと真っ暗だったかもしれないってんで、現代の基準では不細工でも「多福」の漢字をあてられてもおかしくないですね。
高知に移住して以降、四万十川(特にその支流)のおかげで「綺麗な川」はだいぶ見慣れてきた気もしましたが、先の神話のように固有の歴史や古典との結びつきが豊かな現地を訪れると、やはり感動するものですねえ。
で、近年すっかり若い女子にもてはやされている「パワースポット」っちゅうやつ。
観光地特有の、逞しさと図々しさを備えた商魂は好きなほうですが、さすがにこうなると有難みがちょっとなあ(と、ネタとしてバシバシ写真は撮る)。
まあ「商売の神様」もいるくらいですからね。 悪いとは言わん。
*本日、生きた証*
日中:大正駅前にぎわい拠点にて「しまんと未来編集会議」準備
夜:須藤鮮魚店にてうまうま調達
大・じぇすと
オタフクですか、ソース。
「みそ」や「しょうゆ」といった基本的な調味料は、地域によって「当たり前」が大きく違うことで知られていますね。
例えば味噌なら、関西は白、関東甲信越は赤、醤油も九州のものは甘口だったり……そういった全国分布図やマーケットシェアを見たり、歴史や由縁を調べるのは非常に面白い。
で、ソースを見ると、東海地方より北(東)は中濃が、西日本ではウスターが主力。
メーカーでいうと東日本はブルドック、北陸・東海・九州はカゴメ、中国・四国・近畿はオタフクが強いそうで、確かにお好み焼き屋さんに出てる幟はほとんどオタフクだよなと思ったり。
オタフク(阿多福)といえば。
丸顔(下膨れ)、鼻は低くて丸く、おでこが広い特徴をもつ、「おかめ」とも呼ばれる女の仮面としておなじみです。
漢字の由来については、膨らんだ頬が「フグ(フク)」に似ている説もありますが、「福が多い」とも言われることから、お正月に遊ぶ「福笑い」に使われるのかもしれません。
少なくとも現代の日本女性に対し、おかめやオタフクのようだと言えば侮辱、最悪の場合刺されかねないレベルでしょうが、平安絵巻なんかではこの手の顔が多数派ですから、時代が違えば美人だったかもしれません。
さて、この顔のモデル「アメノウズメ」は芸能の女神で日本最古の踊り子とされ、先日、鹿児島からの帰り道に訪れた神話の里・高千穂の道の駅では、巨大な石の顔がお出迎えしてくれました。
かの有名な「天の岩戸」事件でこの世が真っ暗闇になった際、閉じこもっていた天照大神を外に引っ張り出すのに一役買ったのが彼女。
日比谷の野音を彷彿させたよ (私だけ?) |
天照大神が引きこもって(?)以降、悪いことばかりが続いて困り果てた八百万の神々は、どげんかせんといかんと会議を開きます。
その会場となったとされる天安河原(あまのやすかわら)には、さながら野外ホールを思わせる巨大な洞窟があり、人気の観光スポットになっています。
ウズメちゃんがここで相当「滑稽な」(かつエロティックな)踊りを披露したことで神々が大笑い、天照大神は「一体何事よ」と少しだけ戸を開けたところを引っ張り出されたのだそう。
ブログに詳細を書くのは些か躊躇われるタイプの踊りらしいですが、とにかく彼女がいなければこの世はずっと真っ暗だったかもしれないってんで、現代の基準では不細工でも「多福」の漢字をあてられてもおかしくないですね。
パパパパ・パワー
そんな天安河原周辺の景色はそれはそれは美しく、思わず「#マイナスイオン」のハッシュタグをつけてSNSにアップしたくなるほどに空気が澄んでいました。
高知に移住して以降、四万十川(特にその支流)のおかげで「綺麗な川」はだいぶ見慣れてきた気もしましたが、先の神話のように固有の歴史や古典との結びつきが豊かな現地を訪れると、やはり感動するものですねえ。
で、近年すっかり若い女子にもてはやされている「パワースポット」っちゅうやつ。
うーん |
観光地特有の、逞しさと図々しさを備えた商魂は好きなほうですが、さすがにこうなると有難みがちょっとなあ(と、ネタとしてバシバシ写真は撮る)。
まあ「商売の神様」もいるくらいですからね。 悪いとは言わん。
県民性なのか
改めて考えてみると、高知を観光していて「商売のタネ」にされているのは坂本龍馬をはじめとする幕末維新の偉人たち、あるいはカツオやゆずといった農水産物が主な印象。
もちろんこちらにも、唐人駄場や龍河洞など「パワースポット」と呼ばれる場所は数々あるようなのですが、あまり”神様”的なものが前面に出されていた記憶がない……のは気のせいかしら。
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