2017年4月3日月曜日

ある種の【すんや】に

*本日、生きた証*
 日中:大正駅前にぎわい拠点にてもろもろもろもろ
  夜:谷干城ミュージカル練習でわいのわいの

テニミュ、じゃないタニミュ

どもども、たっちーです。

コンフォートですか、ホテル。
我が家は皆それぞれに旅好きですが、誰一人としてラグジュアリーなところに宿泊したいといった願望がなく、たいてい安宿に泊まります。
家族はたいていビジネスホテル、中でも何故か好んで「スーパーホテル」を選ぶのですが、「雨風しのげれば良い」と条件が圧倒的に低い私はたいていゲストハウス、それがなくとも地域最安値を選びます。
全国チェーンのホテルなら確かに大外れこそないのですが、鄙びたローカルなビジネスなんかは独自のサービスが良かったりするので、意外と良いものですよ。

意外といえば。

移住前からの知り合いは(いくら人手が足りんと頼まれたからといっても)私がお芝居に出ることになったと言うと、皆「え、意外!!」とリアクションします。

もっとも昔から図体と同じく肝の太い子供で、日本語教師をかじったこともありますから、人前に立って話すことそのものに私も周りもそれほど違和感はないかもしれません。

が、よりによってミュージカルって。

見るたびに厚くなる
シナリオ

そう、四万十町は窪川が生んだ幕末~明治の偉人・谷干城を称えるべく、住民歌劇団(?)によって行われてきた「谷干城ミュージカル」であります。
11月に開催される「谷干城まつり」にあわせ、屋台の立ち並ぶ路上に突如として着物姿の一団が出現、生バンドでの街頭公演が毎年の名物になっているのです。

なんて今だからこそさくっと説明できますが、実際はそれが何たるかをよく知りもせず、「ちょっと手伝ってちょ」との声掛けに二つ返事で乗っかってしまった私。
残念な歌声こそ披露せずにすんだけれど、出演したコメディーシーンの動画を見返せば、芦田愛菜ちゃんには鼻ですら笑ってもらえないような大根演技で、我ながらがっくりしたり。
(まあ、どうせ端役で誰も注目しやせんし、自意識過剰といえばそれまでですが。)

練習後のごはん=
私のやる気の98%

しかし、例年は年に一回のお祭り限定のはずが、昨年末は「奥四万十博」のクロージングイベント、先月は「幕末維新博」のオープニングイベント、そして今月16日は道の駅あぐり窪川開業18周年創業祭へと出張公演が立て続き、召集から6カ月たった現在も絶賛練習中なのだからこれまた意外、いえ予想外です。

しかも、上記3公演はすべてシナリオが書き換えられているってんで、もう観たわーという方も飽きずに楽しんでいただけるそうよ(役者はてんやわんやだけどね)。

See 雛 Next year

ちなみに今回、記念すべきヅラデビューを予定しています。
え、どうでもいいって?


かぶった姿は
ブラームス

そんな気がした! 

まあ、自分以外のキャストの皆さんは歌も演技もレベルが高く、今夜の練習もだいぶ仕上がってきていた点は主張したかったの。

その一方、本日の昼間は地味な作業をじこじことやっておりましたよ。

ありがとう

昨日をもって「四万十街道ひなまつり」が終了、大正の街なかを彩ってくれたお雛様たちを呼び戻し、来年まで再び寝かしつけるというお仕事です。
河岸の石コロも、認定こども園「たのの」の年長さんたちの手にかかればたちまち可愛く化けるってんで、あら不思議。

うーん

不足分を補うために急遽こしらえた、自作の雛はぼっちりの引き立て役☆

どんな努力も一歩から

にしても、つい数日前に飾り付けイベントをしたばかりのつもりでいたけれど、もう一月以上も前のことなのね……うう。

これに加えて月日の流れの速さを感じさせたのは、昼からにぎわい拠点を訪れてくれた子の存在でした。
昨夏出会った時は、大正中の音楽部(FAIRY PITTA)で日々練習に励む3年生だったのに、気づけば引退公演を終えてもう卒業、今週末からはめでたく高校生に。

先輩隊員のヤギっ子も
すぐ大きくなるね

友達と一緒にクリスマスの飾り付けをしたり、宿題や受験勉強を持ち込んだりと、ちょくちょく顔を出してはにぎわい拠点を盛り上げてくれた彼には感謝ばかり。
大正からは離れてしまうことが非常に惜しい反面、夢に向かって高校生活を楽しんで来るべし! と全力で背中を押したい。

ほんで、もしちょっと疲れたら、ここにぎわい拠点を【すんや】と思って帰って来ればえい……と、親戚のおばちゃん目線になってしまったとさ。

てんで、本日の高知ことば【すんや】は【隠れ家】という意味で使われる幡多弁です。
 例)うちのハムスター、ティッシュの空き箱を【すんや】みたいにして、中でよう寝とるんよー。

ほんじゃにん。ぐすん。

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