2017年12月19日火曜日

【いけちょき】や

*本日、生きた証*
 AM:しんでる
 PM:はたらいてる
  夜:ばいとしてる

続々・食物考

いやらしいですか、語感。
さくら」や「きいろいゾウ」などで知られる西加奈子さんは、なんとなく「読まず嫌い」でいた作家でしたが、ひょんなきっかけでエッセイを手に取ってみるとこれが中々。
バリバリの関西弁で描かれる日常は視点の独特さを強烈に感じさせ、一方で分かるなぁと納得するところも多いです。
昨晩「”濡れた”を頭につけるとどんなコトバもいやらしくなる」という一節にハハァなるほど、となりました。

濡れたといえば。

揚げ物好き四万十町代表(仮)として、あえて言うまでもなく天麩羅の類をこよなく愛している。
が、それが温かい蕎麦やウドンの汁にドボンと浸かっている、あるいはつゆでベショベショになってご飯の上に鎮座していると、非常に残念な気持ちになるのは私だけ?

衣の美味しさのかなりの部分はサクサク、カリカリの食感にかかっているのであって、濡れてしまっては本来の良さが失われるではないか……

伝統と

同様に、汁にドボンとつけることに対して賛否が分かれる、というとTAKOYAKIだ。

一般的にソースとマヨ、鰹節と青のりをかけて供されるが、関西の一部の地域では澄んだ出汁にジャブジャブ泳がせて、口の中が旨味たっぷりの水分とトロける生地で満たされることを乙とする……即ち明石焼と称されるものである。

その昔旅行で明石を訪れた時、来たからには食べねばならぬと試してみれば、これはこれでアリだがタコ焼の部類にカウントするのはいかがなものかとなった。
いずれにせよ、また明石に来るまで口にすることはなかろうと思っていたところ、先日姫路で予期せぬ再会を果たした。

ホテルの無料朝食で、明石焼? あれ、ここ姫路?

革新

そういえば、どちらもかつては播磨の国として文化を共有していた地域である。

昨日触れた神社しかり、食べ物とは歴史を感じさせる生きた資料だなぁ、なんてシミジミしつつ街を歩き、目についた新型B級グルメ「ちくわパン」なんぞも試したりした。

練り物の老舗・ハトヤさんが地元ベーカリーとコラボして誕生したという、ちくわをチーズと共にパンに挟みこみ磯部揚げにした脂肪と糖の爆弾だが、これがまた、中々。
革新的でありつつ、まぁサクサク衣の中にトロッとチーズが入っていたら大抵ハズレはない。

油より愛

揚げ物なら何でも美味いってわけでもない、何なら揚げ物ばかり食べているわけでもない。

と思ったら、携帯の画像フォルダから掘り出されるは悉く揚げ物の写真ばかりだから不思議である。

挑戦的

先日立ち寄ったファミリーマートで、その挑戦的な名称からこりゃぁネタにぴったりだとノリで買ったは期間限定商品「恋するフレフレチキン」。

要は味つけパウダー別添のシャカシャカチキンだが、そのレシピもまた大分挑戦的である。

さらに挑戦的

好きな人のことを想いうかべながら「フレフレ」すると恋愛運がアップする、しかもパウダーには”恋のスパイス”と呼ばれるシナモンが入ってるとな。

はっはっはっ。

戯け。

無心で5倍くらい振りまくったのち、写真を撮ったらすぐさま胃に収めてやったぜ。

斯様にも投げやりなテンションになるのは時期的な問題もあれど、役場のイントラネットで以下のようなイベントの案内がまわってきたことも要因の一つやもしれぬ。

ふーむ

奥四万十地域こと、須崎・津野・梼原・中土佐・四万十町の5市町による「高幡広域市町村圏事務組合」主催の出会いの場、「第12回 KOBAN婚活パーティー」。

1月20日に高知市のサンピアセリーズにて、にゃんと男女30名ずつ、60名規模でやるんだそうです。

きっと、本気の方には本気の出会いが、素敵な出会いが起こる場なのでしょう。 

本気があれば、なんでもできる。
男子も女子も、ぜひぜひ。

色恋沙汰の「本気」をいつかどこかに【いけて】忘れてきた私は、きっと、たぶん、いや間違いなく参加しないのですけんど。

てんで、本日の高知ことば【いける】は【埋める】という意味でつかわれる土佐弁です。
 例)この柿の木、ばあちゃんが小さい頃に【いけた】種から生えたんよ。

子どもの時に遊んだ砂場を掘り返せば、出てくるかなぁMY本気。

ほんじゃーにー。

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