2017年3月4日土曜日

さすがに【えらい】

*本日生きた証*
 AM:引き続き協力隊研修会参加
 PM:おしゃれカフェにて極上スイーツ堪能
   夜:おべんきょ

極めて濃厚

どもども、たっちーです。

可愛がってますか、子ども。
年の離れた末っ子だったこともあり、高校生の頃ぐらいまでは赤ちゃんも小さい子も苦手、むしろ「ギャーギャーやかましいわ!」と嫌うほどの存在でした。
しかし、従兄姉たちに子どもが生まれたのがきっかけか否か、気づいたら好きで堪らなくなっていたのであら不思議。
外で見かけると、ついニヤニヤしながら話しかけてしまい、本人はもちろん親御さんたちに訝しがられているような気もしますが、とにかく愛しくて仕方ありません。
ムチムチしたフォルムからして、可愛がられるようにできていますよね。

さて今朝は昨日に引き続き、岡山県の地域おこし協力隊&卒業生による合同研修会「地域おこし協力隊卒業生が拓く地方のフロンティア」2日目であります。

それにしても、ここ、本当に何県なのかしらん。

YUKIGUNI

そう改めて問いたくなるほどの雪景色、朝の空気はシャキンと尖っています。
村内の元・寄宿舎(確か)「やまなみ」に宿泊した皆さんとご一緒に朝ごはんをモリモリ食べ、英気を養いまして。

わいわい

本日お話をうかがったのは、広島の神石高原町で大学と地域の連携体制を作り上げられた小埜さん、過疎化の進む久米南町で地域の若者を核とするNPOを立ち上げられた廣瀬さん、着任1年目からアマゴの養殖場を運営し一次産業の担い手となっている松田さん、そして地域の高齢者の困りごとを解決すると共にコミュニケーションを図る「みんなの孫プロジェクト」で全国の協力隊の伝説的存在となっている水柿さん。

うーーーむ。

どの方も、やっぱり、濃い! そして、本当に優秀で尊敬する。

個々のイベントの企画や生業づくりにおける発想力はもちろんなのですが、とにかくその実行力がズバ抜けているのです。
とにかく常に全速力で駆け抜けながら、脳をフル回転して考えておられ、国の事業費で一定の生活が保障されている「協力隊」という枠組みを余すところなく使い倒しておられます。

それに加えて、最も素晴らしいと思うのは、皆さん「とにかく楽しそう」だということ。

わくわくだーい

もちろん実際には、こちらの想像に難いほどの苦労やしんどい思いはされているはずなのです。
けれど、工夫と努力を重ねて「今」の活動や居場所を築き、過去の辛さや失敗を笑い話として語ることができているのでしょう。

しかし、こちらは地域も異なればスペックも足りない、尖った先人たちと同じようにはうまくできないとしても、彼らから何を学び実践てできるかはそれこそ自分次第。

今回、あまりにたくさんのインプットがあり、消化が追いついていないけれど、記憶と気持ちが新鮮なうちにしっかりと整理し、これからの活動に生かしていきまっせ。

慣れんと、はしかい

なんて、珍しく真面目なこと書いたもんで、顔の辺りがむず痒くなってきてしまいました。

ん? ついに今年こそ花粉症デビューかしらん? 
と、何となくショボショボする目をこするのがこの時期の恒例行事なのですが、有難いことに引き続き研修生のようです。
(もっとも、時期に関わらず常に腫れぼったいまぶた、むしろパッチリしていることの方が稀……)

いかん、せっかく良いエネルギーをチャージさせてもらったというのに、このままじゃすぐに自虐ワールドへ舞い戻ってしまう!

この奥にはもっと人

てんで、このまま高知へ帰ってしまうのはもったいない、と研修会でお世話になった先生の車に積んでいただき、向かったは勝山市街地であります。

さすが岡山で初めて「町並み保存地区」に指定され、土蔵や白壁といった歴史を感じさせる建物が数多く残されたところ、しかも「勝山のおひな祭り」を開催中ということで中々の活気。


(あ、我らが地元の「四万十街道ひなまつり」も皆さんぜひお越しやす。)

あちこちにずらり

旭川と並行する通りに面したお店を中心に、立派な7段飾りから様々素材を使った手作りのものまで、様々なお雛さまに足を止めるお客さんたちで賑わっていますなあ。

そんな中、通り沿いの建物がパッと途切れた所に、次々と人が吸い込まれていく階段が。

映画に出てきそうな

この上に佇む「Nostalgie Cafe ろまん亭」こそ、我々が勝山に立ち寄った真の目的であります。

Seeing is believing? 

そう、こちらは昨日講演をしてくださった、真庭市の協力隊卒業生で元外食企業経営者・松尾さんが手がけるお店。
かつてはうどん屋さんとしておばあさんが一人で切り盛りするも、ご高齢になって店じまいを考えていたところをリノベーションし、カフェとして新たにスタートされたのだそう。

外壁はそのままだって

到着したのはもう14時近かったにも関わらず、何組ものお客さんが待っていて、単に「観光客の数の割に飲食店が少ないから」というだけでは説明できない状態でしょう。

で、中に入ってまず納得。

女の子が好きそうなオシャレさなのですけれど、決してゴテゴテしすぎず、男性でも居心地の良さそうな空間。

これは女子が好きだ

ほんでランチは、蒜山のジャージー牛のハンバーグ、湯原温泉の女将さんたちが特産の青大豆「きよみどり」を使って開発した豆カレー、平飼いで育てられた卵「あさひの輝き」の玉子かけご飯、デザートは同じくジャージー乳のクレームブリュレに「あさひの輝き」のガトーショコラなど、地元の食材にこだわったオリジナルめにうがずらり。

カレー……
あー……でも、オススメと言われてたコーヒー飲みたい……
甘いの……辛いの……
うがががが。

散々迷った末に選んだのは、 日本ミツバチから少量しか採れず、幻と名高い湯原産のハチミツ「百花の雫」のシフォンケーキ。

食べれば、わかるぜ

まあ、テーブルに運ばれてきた時点で、そのボリュームに早速テンション爆上げだったんですけどね。

テンションの上がる
ビジュアルなり

やっぱり、目に美味しいというのは大事だなあと、いそいそとフォークを差し入れて頬張れば、もうね。

見た目を裏切らないシフォンのふわふわ感に、ハチミツのまろやかさ、キメが細かくて絶妙な甘さの生クリーム……

そして、味わい深いけれどエグみがなく、飲みやすいコーヒーの苦味。

あー。 間違いないですわ。

お店からは世間を見下せます(え?

どれほど良い食材を使い、味が優れたメニューだったとしても、ロケーションや空間作りがお客さんのニーズに合っていなければ、誰も来ない。
逆に、立地が良くて凝ったインテリアであっても、いざ料理が出てくると大したことなく、特に印象に残らない店も多くある。
価格だけが立派で、ボリュームにも味にも不満が残る店というのは、もう論外。

しかし、さすが淘汰の激しい飲食店業界で生き残ってこられた、プロというのは違うなあ……と、カレーをオーダーした先生と共にひたすら唸っておりましたとさ。
四万十から出ずっぱりで、ちょっと【えれー】なと思い始めた体に染みる甘味も、また乙でして。

てんで、本日も岡山ことば【えらい】は、【疲れる】【しんどい】という意味で使われます。
 例)あぁ、毎日草刈りばっかりやってると、さすがに【えれー】が。
例文のように語末が「え」音に変わり、【えれー】という形で使われることも多いとか。

ほんじゃーに。

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