2017年3月17日金曜日

この【イタドリ】、酢がきいちゅう

*本日生きた証*
 終日:すみずみツーリズム連絡会@中津川に参加
  夕:大正地域振興局にてもろもろ打ち合わせ
    盛り場にて酒販売

追いつかないお

どもども、たっちーです。

メスですか、ドクター。
ドラマや映画に出てくる「オペ(手術)」シーンでは鉄板のアイテムですが、あれは実際の外科医はどういった目で見ておられるのか気になります。
当然、手術の内容にもよるでしょうが、使用頻度でいえばハサミとかピンセットの方が高そうだなと思うからです。
けれど、この二つに比較して「メス」って非日常的で、音の響きも何となくカッコいいし、またそれ以上専門的な器具の名前だと一般人には想像が難しい気もします。
ちなみに「mes」は英語かと思っていたのですが、オランダ語だそうで。ちょっと賢くなったぜ!

さて、具体的に「賢くなる」(気がする)最もお手軽な手段としては、やはり読書がありますね。
アンチ電子書籍・紙好き人間は本という”モノ”は自信を持って好きだと言えるのですが、何せ読むスピードが遅く「読みたい」「読むべき」本の数に全くもって追いついていません。

どでででん

例えば年度末、当初の計画から余った予算を適切に執行すべく注文していた、地域活性や対話の場づくりに関わる本が届きました。

専門性、(筆者の主張の)方向性も様々ですが、大正駅前にぎわい拠点に置いて他の隊員と共有し、「協力隊文庫」として活用したいと思います。
あ、選書した自分がまず読めよって話ですが。

さらに昨日、町立図書館(大正分館)にリクエストを出していた、みうらじゅん『「ない仕事」の作り方』をさっそく手配完了とのご連絡をいただき、引き取りへ。

彼の生み出した「マイブーム」の概念がいかに斬新か。
本来は「人気になること」、すなわち複数の人に支持されるという意味の言葉が「私」(個人)に結びつけられ、よく考えれば矛盾しているともいえるのに、今や日常語となっています。

協力隊に通ずる?
その他にも「ゆるキャラ」といったネーミングや言葉の尖ったセンス、小学校1年で始めたという怪獣写真のスクラップづくりに端を発する「一人編集長」など、とことん好きなもの(かつ他の人がやっていなさそうなこと)を突き詰めるスタイルなどなど。

何より、肩書きが複数あって、本業がよく分からない生き方が成立しているのがすごい。
と思うと、そういえば移住して思ったのは、地方の方がマルチな才能・技術を持った人が確実に多いということ(特に中高年以上)。

みうらじゅんとは違って(?)何かしら本業はお持ちなのですが、釣りをする=料理もできる、畑をやる=土木・大工的な作業ができる、手芸や工芸が趣味のレベルを超えている……「生きる力」が圧倒的に高いとでも言えましょうか。

都会は確かに、色んな物やサービスが手軽に・早く手に入るけれど、それはつまり「自分で」×「あるもので」何とかする力を鍛える状況を失っているのかもしれませんね。

またまた来たよ

ところで本日、先輩隊員と共に朝からお邪魔したのは、最近私の出没率が急上昇している大正・中津川集落です。
なんのためって?

スタンプラリーは
4月より第4弾開始予定

四万十川流域の飲食・宿泊施設の事業者さんによる、市町横断のネットワーク「四万十川すみずみツーリズム連絡会」の会議に参加するためであります。
(我々協力隊はオブザーバーとして、昨年も一度、西土佐での会にお邪魔さえていたただきました。)

川沿いの自然や文化を楽しむ観光を、みんなで盛り上げて行こうと集まった民宿やカヌー等の各種体験施設、飲食店の皆様ですが、同業者間での意見交換や情報・課題共有、勉強会の場としても有意義に感じておられるとのこと。

NODOKA

38ある登録施設のうち、3軒を利用しスタンプを集めて応募すると、各施設で使えるクーポン券が抽選であたる企画「すみずみスタンプラリー」は平成28年度で第3弾。
初めはひっそりと小規模に始まったようですが、次第に参加者も増え、好評となっているそう。
個人的に行ってみたい施設も多いし、来年度のは私も挑戦してみませう。


○気とのタタカイ

さて、勉強会としての今回のテーマは、会場となった集落活動センター「こだま」の概要や設立経緯について、そして午後からは現在開催中の「四万十街道ひなまつり」を切り口とした四万十川流域の重要文化的景観についてです。

ここ中津川では、平成初期から集落の維持・活性化をすべく有志で活動されている方がかなりの数(特にパワフルな女性たちが)おられたそうで、「こだまを開所するために人を集め、団体を作った」のではなく、「これまでの人と活動の結果として、こだまができた」という方が正確でしょう。


参加者がお昼に満喫した、地元産食材がたっぷりのバイキングも、ここのおかみさんたちが腕を振るってくださったお料理です。

で、言わずもがなどれも美味しいし、調子に乗ってこじゃんとお腹に詰め込んだ。

そうさ。

馬鹿さ。

だって、午後はガッツリ、講義を受けるってわかってたじゃないか。

ワタクシの脳内イメージ中継

そりゃあ、漕ぐよね~~~舟。 

特殊船舶の免許として認定されないかしら?
もう、頭が痛いぐらいに●くて、眠●て、どうしようもない。

いや、文化的景観に関するお話自体は本当に興味深かったのです。
NPO高知文化財研究所の先生から、専門的な内容もふんだんに事例を交え、分かりやすく解説していただきましたし。

悪いのは私なんです、食い意地が張って、計画性のかけらも持たなかった私が……
それにしても懲りない。
けれど、あの【イタドリ】の酢の物はじめ、バイキングがどれも美味すぎたの! 

てんで、本日は高知ことば、というより高知の食材【イタドリ】は土手や道端に生えているタデ科の多年草です。
私が移住するまでその存在すら知らなかったように、生命力が強く高知以外では「雑草」という認識が強いようですが、味にクセもなくシャキシャキとした食感が非常に良い。
皮を剥いで(そのままでも食べれるそうですが)塩もみし、和え物やサラダ、また炒め物や煮物などに幅広く使えるそう。

で、夜までお腹いっぱいだぜ!
げふー、ほんじゃーに。

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