2016年12月9日金曜日

やっぱり【だき】な感じで

こんばんは、たっちーです。

かぶってますか、ネコ。
小・中学校の頃は、同学年の子と比べてはるかに大きかった体と態度、立ちすぎていた口のおかげで、裏番長的なポジションでした。
が、大人の前では適度にセサミをするというこすさで、優等生ぶった面も持ち、担任となった先生方は中々扱いにくかったのではないかしら。
今となっては猫かぶりは大の苦手(が、猫は気持ち悪いくらい好き)なのだから、人間どう変わるかは分かりませんね。

がまん、がまん

本日の午前中もスタートは窪川、協力隊の事務所へお邪魔します。

いよいよ明後日となった、有楽町の交通会館マルシェへの出店へ向け、引き続き商品知識をインプットしていきます。
奥四万十と四万十町の看板を背負って行くという自覚を持って、頑張っていきまっしょい。

さて、その後向かうは岩本寺手前の和菓子屋・松鶴堂さん。

佇まいが素敵

今日はお菓子の購入が目的ではなく、若旦那への用向きで立ち寄ったのですけれど、ディスプレーを前にするとやはり買いたくなってしまいますよねえ・・・・・・

季節ごとの和菓子もえいけれど、ここの看板商品はやはりこれでしょうか。

銘菓!

お遍路の第37番札所・岩本寺に伝わる、弘法大師・空海にまつわる七不思議の一つ「三度栗」をモチーフにしたお菓子です。

栗の木の前で、子どもが「1年に何度も栗を食べたいなあ」と願っていることを聞いた空海は、以下のような歌を詠んだそう。
 うない児の とる栗三度実れかし 木も小さく いがもささずに
すると栗の木は、背は低く、イガは柔らかく、年に三回も実をつけ、まさに歌の内容の通りに変貌したといいます。

すごいな空海、この子どもは栗売りとして就職を決めたのか(風情がない)。

ついつい買いたくなりましたが、ただでさえ飲みすぎ・食べ過ぎのこのシーズン。
ちょいと我慢をいたしませう。

一同に会したのは

午後から向かったは、大正駅すぐのコンベンションホール・きらら大正です。
何のためって?

いつになく沢山の制服姿

十和・大正地域の中学・高校合同の学習発表会に参加するためであります。

北ノ川・大正・十川の3中学校と四万十高校の学生が一同に集結、郷土にまつわる学びを「ふるさと学習」と称し、総合的な学習の授業の活動報告を中心に発表するというもの。
今回で14回目を迎えるというのですから、歴史がありますね。

いつになく荒い画質

北ノ川中の学生は、特産品であるいちご・しょうが・スプレー菊・しいたけの農家さんもとへ出向き、作物づくりで大変なことや嬉しかったことなどをインタビューしたり、地域の環境美化や植栽活動をしていました。
メーカーの異なる数種類のジンジャーエールを飲み比べたうえで、オリジナルのジンジャーエールを試作・味見をしたというのは、一風変わっていて面白い。
せっかくなので、商品化して売れたらえいのですがね。

ちなみにインタビューをもとに制作したポスターは、町内の各道の駅に貼ってあるそうなので、要チェックです。

地域活性のために、中学生として何ができるか。

大正中学校は、「地域の活性化に貢献する」という視点で、水産加工品の生産・販売の四万十生産さんと大正集成材工場、そして地域おこし協力隊について、調査と聞き取りを実施。
それぞれの業務内容はもちろん、仕事を始めたきっかけややりがい、大変だったことや今後の抱負などをインタビューしたうえで、今の自分たちにどんなことができるかを考え、発表しました。

部活動の全国大会出場などを通じて、町外・県外へ学校と地域をアピールすること、地域のイベントに積極的に参加することで、学校と地域が一体となって地域おこしにつなげていきたいというコメントに、心じわり。
自分たちにとって当たり前のことでも、我々協力隊のように地域外の人たちからしたら魅力的なことがたくさんあるのだ、と気づいたというのも、嬉しい限りです。

堂々と

十川中学校では、1年で4回に渡り、町内で場所を変えながら開催してきた星空観察会について報告。
普段はじっくりと見る機会のなかった地元の夜空が、実は星に溢れていて美しかったこと、またそれを守っていくことの大切さに気付いたそう。
それ以上に素晴らしいなと個人的に思ったのは、高知工科大学の天文サークルとの協働です。
天体やギリシャ神話に関する専門的な話や、大学での学びや生活について直接話を聞くことができ、世界が広がったとのことで、大学を持たぬ町の中学生にとっては貴重な機会になったのではないでしょうか。

そして四万十高校は、あゆまつりシンポジウムでも発表してくれた自然環境コースの学生が、四万十川と支流の水質調査の概要と結果、また二十四節気と七十二候にのっとり授業・学校生活を紹介。
前回の発表に比べ、堂々とした様子が印象的でした。

スマス、クリ

駅前にぎわい拠点に戻ると、新しいクリスマス仲間(?)が加わっていました。

おひなさまみたいな
穏やかな表情ね

地元の方のご厚意でお借りしたもの、こけしのような和風な顔立ちに和みますね。

なお、21日に開催予定の「もりだばクリスマス」のチラシは、大正中と四万十高校の学生さんらに掲示をお願いしました。
皆来てね。
寄ってってちょ

あ、スイーツレシピ、そろそろ決めなきゃ(白目)。

クリスマス当日まではまだ2週間ほどありますが、大正の駅前通りはすでにクリスマスの飾りでにぎやかになっています。

町内の他の地域でも、急にテーマパークのような盛大なイルミネーションのおうちが出現しビックリすることも多いですが、大正の皆さんも個人宅とは思えぬレベルの高いデコレーションをしておられますね。

すげー

何せ我が家は、こういった行事に関しては【だき】にやっていた、というより基本的に唐揚げやケーキやらの食とプレゼントにしか興味がなかったもので、凝った飾りつけをした記憶はございません。

てんで、本日の高知ことば【だき】は【適当】【おおざっぱ】の意味で使われます。
 例)それは借り物のツリーやき、そがぁに【だき】に扱ったらいけん。
ちなみに私の服装も常に【だき】な感じです。

ちなみに今晩は金曜日、ということで8時前には例の店へ。
今の大正にとっては貴重な夜の灯り、もしここがなくなったら、困る方がたくさんおられるだろうなと改めて思わされます。

人がいなくなるとにぎわいがなくなり、にぎわいがなくなれば人はいなくなる。
さぁ、少しでもあがかなきゃ。

ほんじゃーに。

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