2016年12月22日木曜日

いくら【ちゃちくっ】ても

こんばんは、たっちーです。

返してますか、どんでん。
映画の評価基準のひとつに「最後にどれだけひっくり返されるか」(オチの意外性)がありますよね。
私は「シックス・センス」でベタに驚かされたのですが、最近はあまりコレというものがないような……全国ロードショー系やハリウッドの作品を観ることは少ないからかしらん。
で、「どんでん」って何よ? と調べたところ、歌舞伎の舞台転換装置「強盗(がんどう)返し」に由来し、その音(あるいは鳴り物)がどんでんどんでん」というからだそう。

視察、なんつて

昨夜、美味しい魚をたくさん食べ、中村のビジネスホテルに一泊。
そういえば、元屋さんでいただいた「カツオの塩たたき」は今まで食べてきたものとは違い、たっぷりの薬味の上にレモンスライス、さっぱりしたサラダのようでした。

もりもり

と、調子に乗って食べ過ぎた魚とお酒が若干お腹に残りつつ朝を迎え、客人との集合時間までの間に中村の道の駅「サンリバー四万十」を覗きます。
他の市町村の施設がどんなものか分からねば、自分くの特徴は分からないですもんね。

ここにも白ひげの影

率直に言えば、「四万十とおわ」や「あぐり窪川」が当たり前になっている身としては、かなりざっとした印象を受けました。
建物の作りとしては広々としているし、商品の種類もかなりのものですが、陳列の工夫とか試食品の管理についてはさほど手が掛けられていない感じです。

店舗運営の難しさ、おもてなしの奥深さを実感します。


脱藩しましょ

本日は午前から、横浜からご来高中の先生(かつ、バーのマスター)ご夫妻と共に高知を楽しもうという企画であります。
が、先日から引き続く 雨に加えて中々の強風、四万十町の風景を楽しんでもらいたいけれど散策にはどうにも適さない……
ということで、ひとまずはあぐり窪川でお買い物を楽しんでいただき、向かうは檮原です。

遠景すぎたか

文化人類学を研究なさっていた先生曰く、かつて宮本常一がここ檮原の乞食の聞き書きをし、「土佐源氏」と称して残した、歴史的に興味深い土地だそう。
隣町に住んで5ヶ月近くの私は全く知らず、まだまだ勉強不足ですね。

しかも、電信柱がないという中心地は、街並みの整備も非常に進んでおり、町の庁舎もとても綺麗。

お昼には檮原名物のキジ肉料理を! とお店を探すも、ランチ終了に定休、品切れと中々見つかりません。
ようやっと行き着いたは、ギャラリーキッチンさん。

コクのある鶏白湯スープに、歯ごたえ抜群のお肉がごろごろ、うまいですなぁ。
お鍋も食べてみたいです。

お肉いぱーい

ほいから向かうは、雲の上の温泉です。
プール、ホテルが一緒になった建物は、新国立競技場も設計予定の世界的建築家・隈研吾がそのデザインを手掛けたことで知られています。



見る角度で印象はまるで違う

94年築の「雲の上の ホテル」をはじめ、町内産の木材をふんだんに使用した4軒の建築物に、再来年には新たに図書館と福祉施設が開所されるそう。
特に、温泉とホテルを繋ぐ渡り廊下の木組は圧巻ですね。

歴史的建造物のようね

ホテル内には宿泊客しか入れませんが、廊下そのものは無料で見学できます。
もっとも建築には決して明るくないのですが、エレベーターから降りた瞬間、爽やかな木の香りに包まれると、空間デザインというのは外見だけの話ではないなと感じました。

ちょっと異空間

温泉にゆっくり浸かって毒を出し(吐いてはいないさ)、おんちゃんらに交じりマッサージ機でウトウト。
のぼせやすいので長湯はできませんが、お風呂はやはり極楽ですね。

On 泉

夜は長し、食べよ乙女

高知市内に宿泊予定の先生ご夫妻とは須崎で別れ、夕方は窪川にもんて参ります。

なんのためって?

前日だよん

先月、おかげさまで悲願の「街頭」公演を実現した「谷干城ミュージカル」の練習のためであります。

え、またやるの?
そう、やるんです。

明日は奥四万十博がいよいよ最終日、役場の旧庁舎跡地でクロージングイベントを開催するにあたり、そのステージイベントの一環として再演しちゃおうよという話です。
もっとも、谷干城まつりでの公演にアレンジが加わっているので、もう観たよ〜という方もぜひお越しくださいまし。

わふーい

お疲れ会は、昨今毎晩のように下呉地で極秘(?)営業されている食堂にて。
謎の山芋(初めて見る種類)と豚バラのお汁は、コチュジャンのピリ辛と爽やかな柚子で最高に温まります。

うひひひ

窪川豚の産直・デュロックファームのスペアリブは、特製ダレの味が柔らかい肉によく染み込んで、まあ美味しいですよね。
本日もご馳走さまでした。

知る人ぞ知る

て、なぜか最後にはきしめんの名店にいるんですけれど、その経緯は面倒なので割愛しましょう。
いつもに増して朝から晩まで、よく食べ、よく【ちゃち】った1日でありました。
(でも、珍しくノンアルだあ。)

てんで、本日の高知ことば【ちゃち(く)る】は【喋る】という意味の動詞です。
 例)隣のおばちゃんと【ちゃちっ】ちょったら、もう日が暮れゆう。

ちなみに先生ご夫妻が、高知をかなり気に入ってくださったようで大変喜ばしいかぎりであります。ありがたや。

ほんじゃに。

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