2016年12月29日木曜日

【あて】は変わりモン

こんばんは、たっちーです。

禿げてますか、父。
我が家は両親ともに薄毛の家系で、兄弟も生まれつき髪の毛は控えめな生え方です。
噂によれば、母方の祖父は十代の終わりには既にベジータ状態、現在の我が父もホワッとささやかに残っている程度。
でも、男性ってある程度年齢がいけば禿げている人の割合が多いですし別に悪くないと思います、問題は女の方です。
母と共に、アデランス貯金を開始せねば……と会議を始めています。

そして寝たボケはつづく

さすがに昨日ほどではないけれど、本日も中々にぐうたらな起床となってしまい、自己嫌悪で始まる残念な一日です。
しかも何だかスケジュール管理に勘違いがあったようで、夜までぽっかりと空いてしまった模様……ううん、大人しく読書&勉強する?

と、思っていたらテルTELテレフォンが。

大正の我が家(図々しい)

毎度お世話になっている、大正の須藤鮮魚店のママさんであります。
「正月の仕込みやりよるけん、遊びに来んかよ!」

おおお、そうだそうだ! 
役に立つかどうかは別として、年末の大戦争をのぞかせてください〜と話をしていたではないですか。

というわけで、 エンジンをぶるるいっとな、ROUTE381を西へぎゅーん。

おお、NABE

厨房に入ると、筑前煮がどごーんと待ち構えていました。
ちなみにママさんは、昨晩は宴会対応でだいぶ体力的に消耗なさったと仰るものの、相変わらず人三十倍くらいエネルギッシュに立ち回っておられます。

あかん、ちょっと飲みがつづいたぐらいで何日も眠たがってる私、クズやんけ。


出来ることは何でも

と凹んでいる場合ではなし、「どなたでも出来る簡単なオシゴト」をやらせていただきまっせ!

絶妙なバランス

まずは、コーヒー ・ミルク・あずきの3層のもの、コーヒーのみ、そして栗の3種の羊羹をパック詰め。
味見をさせていただくと、どれも甘すぎない食べやすいお味で、栗もごろごろ入っております。
ママさん曰く、「淡雪(ミルク)とコーヒーが小豆と離れないようにするのが難しいの」。

じゃばじゃば

こちらでは定番の切り方だという、お花のようにカッティングされたカブの酢漬けや、挽き割りではなく田舎きびがこじゃんと入ったきびごはんの仕込みも見学(がっつり味見させていただきつつ)。

ほいで、黒豆(これも市販品より甘さ控えめ)や筑前煮のパッキング、値札貼り等々をやらせていただきます。
その間、あちこちで様々なお料理の仕込みが同時並行で進んでいて、年末ならではの激戦ぶりを体感できました。

ふははは

大したことはできちょらんのに、まかないとたっぷりのお土産つきで、なんだか申し訳なくなりましたが……
こういう場面を見たり、少しでも手を出させていただけるだけで嬉しいんですけれどね。

さて、夕方は窪川へ戻り、客人のお迎えへ。
四万十市は中村よりお越しいただいたのは、ひょんなきっかけから本ブログの読者になってくださったお方です。

お初です

まずは、我が町の誇る鍛冶屋・黒鳥さんに注文をしておられたとのこと、同行させていただきます。
こちらの職人さんとは商工会を通じて早よからお話しさせていただいていたのですが、お店を訪れるのは実は初めて。
というのも、大した自炊もやらん奴が持っているのは錆びたおもちゃ包丁、研ぎをお願いするのも恥ずかしい身だったからです。

ゲージツ品

店内に並ぶ、ありとあらゆる形・サイズ・デザインの包丁をはじめ、ハサミや斧、ツルハシなど沢山の種類の刃物に思わず見入ってしまいます。
きちんと作られた刃物って、「美しい」のだなぁと改めて思わされました。

これは何じゃ!
というものばかり

ちゃっかり工場にもお邪魔し、鍛冶に使う道具や機械、製法について解説をしていただきます。
「両刃」と「片刃」すら言葉しか知らない人間にもわかりよくお話しくださり、ありがたや、ありがたや。

なんと!

もっとも単純にびっくりしたのは、包丁の「素」となるのは、上の写真奥の四角形の鋼だということ。
これを焼いては叩いて伸ばし、下方に写っているような形に整えてゆくのだと聞き、なんと途方もなく、技術の求められる作業なのかと目を見張ります。

で、「商品」ではなく「作品」としての刃物にすっかり魅了された私は、その気になって「道具が良ければ料理技術も向上するかも……」と妙な勘違いをし始め、早速購入しちゃいましたよ。

きらりん

買ったからには、使わねば。
年末の忘年会シーズンが終われば、きっと自炊の… …機会が……増えたら良いな(ドラーエもーーん)

毎度お世話に

さて、その後向かったは窪川イチのオサレ酒場・コールマンさん。
今年7月に初めて四万十町を訪れた日に連れて来ていただいて以来、何度もお世話になってきた、思い出の(というにはちょっと早いけれど)お店です。

めにうもオサレね

いつもは注文を同行者にお任せしてしまうのですが、今回はじっくりメニューを吟味させていただきます。
サーモンの炙り、厚切りの身にソースが絡んで、うまし!
バターでまろやかに仕上げられるアンチョビキャベツに、明太 子のオムレツもまあ言うまでもないですよねえ。

じうじう感がたまらぬ

カープファンになってこの方、愛してやまない広島焼は、キムチたっぷりの赤やきで。
目の前の鉄板で焼き上げる、ママさんの美しい手さばき(尚ルックスもとても美しい方)もこちらの楽しみの一つだと思います。

どれを頼んでも満足なお料理、豊富なビールの品揃え、そして何より店員さんの接客が素晴らしいってんで、そら毎晩お客さんがひしめくのも納得です。

これだけ町の内外に愛されているお店ですが、実はオーナーご夫婦も【あて】と同じく移住者というから驚き、新天地でもセンスと努力でここまでの商売を成し遂げることができるのだ……と思うと、頑張らねばなりませんね。

てんで、本日の高知ことば【あて】は、女性の一人称【私】です。
 例)【あて】も若い頃は、 毎日違う男がアプローチに来よったで!
若い人が使うのは聞いたことがないので、中高年以上限定かもしれません。

ほんじゃーに!

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