2016年12月11日日曜日

【たちまち】、つまんで

こんばんは、たっちーです。

レーザーですか、ビーム。
もはや問いかけとして成立しているのか分からない一文ですが、野球を観る面白さの一つには守備の送球にあると思います。
バックホームする瞬間のドキドキ感、そしてそのボールの速さに圧倒されるのはもちろん、捕球してからスローイングポジションに入るまでの滑らかさには見惚れることが多いです。
ああ、生カープが見たい……

あわあわあわ

幸いにもお天気に恵まれた、東京の朝。
ホテル2階にあるガストでもりもりと朝ごはんをかきこんで、向かうは東京交通会館であります。

売り子役を仰せつかった、奥四万十博イベントの一環である物産ブースの開催は一階のピロティですが、12階では高知への移住・定住・就職相談会を同時開催するとのこと。

仕事ないと暮らせないもんね

県や 各市町村の担当者と住まいや暮らしに関して面談できるほか、20社を超える高知県内企業がブースを出して就職情報を提供します。


わが町もやったるで

12階の準備を見守ってる暇はない、てんで物販チームもいざ会場へ出陣であります。
何せ、どのようなテーブルを具体的にどこへ置くか、どういう備品を使えるかが当日まで詳細情報を得られず、手探りだったためです。

どっぱー

限られたスペースで、中身も形状もバラバラな計19品をできる限り見やすく、かつ魅力的に配置するにはどうすべきか。

うーん、、、センスがない。
というより、正直なところ、我ながら甘かったと反省しかありません。
より売れる商品陳列について一冊の本が書かれるくらいですもの、小手先でできるようなものではないのです。

ああでもない、こうでもないとむにゃむにゃしているうちに、あっという間に販売開始時間を迎えます。

ちくと寄ったや〜

ということで、試行錯誤の末、落ち着いたのはこの形。

む、む、む

決して美しくはないとはわかっているけれど、ひとまず今できる全ての状態として、ひたすら通りかかる人々へ声をかけていきます。

元々、オーガニック系の農産物がラインナップの中心であるこのイベントスペースで、今回の四万十町は生鮮品を出品していないため、黙っていれば他の市町のブースと比べても見た目のインパクトに欠けがち。

おとなりもがんばってます

なので、うちはとにかく試食を出し惜しみしないスタイルです。
最初は、そのまま通り過ぎて行きそうな方でも、「どうぞ!」と差し出されるとついつい手を伸ばし、ちょっと迷った末にお買い上げ……というパターンが意外と多い。

四万十町の誇るおやつ・塩けんぴや、道の駅とおわのかおり米せんべいは、気軽につまめる(こちらも差し出しやすい)試食にぴったり、しかも万人受けする味なので足を止めてもらうきっかけづくりに役立ちます。

ホットなお茶は引きがいいね

ブース自体に興味を持ってくださった方には、四万十ノさんのジンジャーシロップ四万十生産さんのうなぎ生姜鮎にがうるかなども味わっていただきました。

ジンジャーシロップは、デザインの良さとまろやかな口当たりが好評。
うるかは炒め物の隠し味にも良いのですが、やはり塩辛ゆえに呑ん兵衛の方々に大ウケです。
とりわけ、うなぎ生姜は「そのままでも、ご飯にのっけて(お湯をかけて)も、卵焼きに混ぜ込んでも!」と勧めると打率(?)が非常に高く、試食された方の8割はお買い上げ。

大通り沿いの人通りに負けるもんかーい

師走の寒風がぶおーっと吹き抜ける中、通り過ぎる人の波にめげずに頑張っていたところ、見憶えのあるお姿のご一行が。

ほんとに来てくださった!

すわ、昨日新橋の路上で出くわし、呑み会に急遽参加させてくださった「東京エア広島三次会」の皆様ではありませんか。

その場で図々しく「明日交通会館で売るんです!!!」と告知させていただいたにも関わらず、本当に足を運んでくださり、たくさんお買い上げいただけるとは……うう、なんて温かいのかしら。
ますます好きになっちゃいました、三次(の方々)。

また、私と先輩隊員の家族や友人に加え、先輩移住者のご両親や、四万十町や高知県出身者、また12階の移住ブースから降りて来られた方、協力隊希望者など、売り上げへの貢献はもちろん、色々なお話ができてとても充実した時間でした。


おつです

夢中で声がけを続けていると、あっという間に日が暮れてしまい、店じまいの時間に。

手応えはどうかって?

新橋駅のSLのイルミネーション、
風情に欠ける・・・

すみません。
個人的に、売り上げとしては、目指していたところには全く届かず、自分の準備と力不足だったと反省です。

ですが、「自分たちの商品」「自分の町のブース」であるからこそ見えない・分かりにくいポイントについて、試食や言葉のやりとりを通じて多くの方 の率直な反応が得られ、初めて気付かされることがたくさんありました。

喉が渇いたずら

物販のテクニックという面はもちろんですが、商品の隠れた魅力や、作り手のこだわりや想いを言葉で伝えること、また高知や四万十に関する予備知識のない 人が大多数の街で地元のPRをすることの難しさと面白さを改めて実感です。

が、とりあえずはお疲れ会しましょってんで、訪れたは餃子が評判と聞いた新橋の中華・四季煲坊さん。

ごてごてしてるが

ちょっと怪しげ(?)な外観ですが、日曜のオフィス街にしてはたくさんお客さんが入ってるし! と足を踏み入れると、大久保佳代子似の姐さんが絶妙に適当な接客でお出迎えしてくれました(褒めてる)。

実にざっとしているんですが、気を使わなくていいし(今夜のお相手が久々に会う兄だったこともあり)、何よりどれを頼んでも美味である。

じゅーのしーで
にんにくー

腸詰や青菜の炒め物、酢豚もうまうま、ほかほかスープで温まり、お腹も心も大満足。
よし、これで明日からも頑張れる(単純)。

かなり満足感(量的にも)

しかし、こと飲食店に関しては見かけで判断してはいけませんね、外装だけよくて味は
……ということも多いし、また逆も然り。
気になったら、【たちまち】試してみるべし!

てんで、本日も広島ことば【たちまち】は【とりあえず】の意味で使われる副詞です。
 例)飲み物? 【たちまち】ビールで!
標準語では、【すぐに】とか【急に】といった意味で使われると思うので、ちょっと不思議な感じですね。

ほんじゃーに。

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