2018年1月15日月曜日

【土佐のスイス】?

*本日、生きた証*
 AM:ちゃあじ
 PM:じむじむじむじむ

KUMA

どうなりますか、国立競技場。
2年後に迫った東京オリンピックのメイン会場として使用すべく、大規模なリニューアル中ですが、スポーツ観戦では訪れたことはありません。 多分。
何で行ったか?
確かライブだったと思います、しかもメンバー有安の卒業が本日発表されたばかりのももいろクローバーZ……。

新国立競技場といえば。

デザインを担当する隈研吾氏は世界的な建築家として知られますが、彼が設計した建物が高知の山中にもあるの、ご存知ですか?

近代的やあ

四万十町のお隣・梼原町の役場庁舎です。

窪川にある我が町の庁舎も立派だと評価は高いのですが、やはりSEKAIのKUMA作品はなんというか……圧倒的に荘厳である。 ような気がします、素人だからわからんけど。

役場のある、整備されてさほど年月の経っていない中心地は電線も地中化され、景観も実に近代的。
高知市内から2時間近くかかる山のまち……からイメージされるところとは正直、思えません。
良いアクセント

イベント出店で外から見たことはあったものの、奥四万十5市町連携の地域おこし協力隊募集ツアーの一環で初めて中へ。

その庁舎は外観だけでなく、中身ももう、とにかく立派……!

入口からすぐのホールは吹き抜けになっていて、木組みの柱が美しく解放感があり、中央にはこの地方特有の建物である”茶堂”が再現されています。

んふー。
建築とか別に興味ないよって方も、訪れてみたら純粋にポカンと口を開けてしまうことでしょう。

まだまだある

さらに梼原がスゴイのは、隈氏設計の建築物がこれだけではないこと。
例えば94年築の「雲の上のホテル」とレストランは、町産の木材がふんだんに使われながらも、飛行機の翼をイメージして造られたという近未来的な外観です。

また役場からすぐ近くの「まちの駅 ゆすはら」は外壁が茅吹き、中には丸太の柱がそこここへ。

ほー

林の中を歩いているようなイメージだそうで、一階は特産品を扱う販売スペース、上階は「雲の上のホテル 別館」として客室になっています。

オシャやで

この他「雲の上のギャラリー」なんてのもあったりして、すでに盛りだくさんだというのに、なんと隈氏デザインで新たに図書館と福祉施設も建設中……。

また建つで

すげ。 まだ出来上がってないのに、すげ。。。

ちなみに隈氏は87年、大正時代の和洋折衷様式を取り入れた高知唯一の木造芝居小屋「ゆすはら座」の保存運動に協力したことをきっかけに、役場関係者との交流ができたのだそう。


お宅訪問

前々から、「お金がある」(もちろん良い意味で)というイメージがあった梼原町ですが、豪華な建築物だけでなく移住定住促進の取り組みにもかなり力が入れられています。

例として、ツアー参加者の皆さんと見学した単身用空き家回収住宅は、去年できたばかりでピッカピカ、1Kながらバス・トイレ別で収納もたっぷり、なのに家賃は1.5万円とな。

できたてホヤホヤ
この他にも、町が空き家を改修した物件が40軒を超え、広々とした一軒家も多数あるのですが、なんとそれらも一律1.5万円なんだと……!!!

また自分で改修する場合にも最大100万円、新築で町産木材を使うと200万円の助成があるそうです。

中もきれい

一方ハード面だけでなく、子育て支援においても充実。
保育料や給食費、15歳までの医療費が無料、未入園児一時預かりサービスや延長保育、制服や学習机の購入補助、入寮費や海外留学の助成、奨学金の貸付などなど……。

なんで!

こんなに!!

金があんねん!!!

そう改めて思っていたら、ツアー参加者の方にも同じ疑問をぶつけられたので、職員さんに聞いてみました。

理由は色々ありましたが、ひとつは「昔から中央とのパイプが強固で、まちと国とを繋げられる人材が代々育っている」からだそうです。

なるほどね。
やはり人材は”人財”でありますな。

へー

そんな雲の上のまち・梼原は、【土佐のスイス】と云われているそうです。

……初耳だったけどね! 

でも、「盛ってる」とも笑えないような、間違いなく素敵な暮らしのできるところといえましょう。

てんで本日は高知ことば、とはちょっと違うけれど、【土佐のスイス】は【梼原町】のキャッチコピーのひとつです。

ほんじゃに。

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