2017年2月11日土曜日

【きなきな】しちゃう

 
*本日生きた証*
 AM:惰眠を貪る
 PM:惰眠を貪る
     食事をとる
   夜:惰眠を貪る
 <運動量> ベッド〜トイレ /キッチン間 4往復


アナザーワールドの記憶

どもども、たっちーです。

ファミリーですか、小室。
また有名人かよ! と、問いかけよりもツッコミの方がメインになってきている昨今。
というのも、本日の(非)活動記録にも表れている通り、びっくりするほどに何もできていない日が妙に増えてきているからです。
普段、寝る のが遅くなることが多いし、寝溜めも止む無しという点を差し引いても、自分でもどうかと思うぐらいです。

但しこの週末に関しては、JR東日本以上に「ぜんぶ雪のせいだ。」と叫びたい。

昨日だけど

今日だってさ! 午後から大正へ行って、密かに新名物の開発に取り組む予定だったのですよ。
んが、寝ぼけ眼をこすりながらSNSを開くと、各方面で「また降ってる」「道路ガリガリ君」って言うじゃない。

にぎわい拠点の勤務があるから止むを得ず、で出かけてアウトならとにかく、誰に頼まれてもいない調理実習のため……でJAFを呼ぶことになったらいよいよ笑えん。

てんで、サングラスをかけたおじさんに誘われ、再び夢の中へ。 
探し物はやる気である。

結果、これを書いている時点で計20時間の睡眠をとりました。

と、いふことは

まあ、ね。 体がそれだけ眠りを必要としているのだったら仕方がない。
が、せめて夢の内容でも覚えていなければ、いよいよここに書くこともない訳です。
何か非常にもやっとした、すっきりしない印象だったこと以外ほとんど記憶にないなんて、言えない。言えないよ。

偏愛
(愛が強すぎてぶれてるけど)

テレビがしつこく壊れているから、好きな映画を見ることも叶わん(し、いずれにしても近場でDVDを借りるところがなかった)し、てんで、愛読書に関するネタを掘り起こす次第。

エッセイ・随筆にしろシナリオ・小説にしろ、 好きな「書き手」は何人もいるのですが、「崇拝」レベルといえば、やはり堀江敏幸先生かと。
文学部もどきの学部に通っていた時分、作家にもジャーナリストにもなる気はなかったにも関わらず、「文芸創作・批評ゼミ」なんて所にうっかり入ってしまったのは、このお方がおられたからに他なりません。
(ちなみにこのゼミの同級生に、「桐島、部活やめるってよ」や「何者」で知られる直木賞作家・朝井リョウくんがいたことが私の唯一の自慢。)

堀江先生は、三島由紀夫賞・芥川賞・読売文学賞・谷崎潤一郎賞などなど錚錚たる受賞歴をお持ちなのですが、 映像化されるようなエンターテインメント性の高い(派手な?)ものを書かれる方ではないので知らない方も多いかもしれません。

大事に読んでます

最新刊「音の糸」が「音楽エッセイ」と冠されていることにも表れている通り、小説家のほかにもフランス文学者・翻訳家・随筆家……と複数の顔をもつ先生は、小説やエッセイという「ジャンル」を軽々と超越するような作品を残しておられます。
やはりこの方も、先日記したような「研究者」であり「職人」であり「芸術家」としての顔も合わせ持っておられる方であって、日本・海外文学をはじめ「書く対象」とするものの知識と調査の量・深さが尋常ではないのです。
何をやっても中途半端な人間にとって、文章そのものの美しさに加えて、憧憬の的になるところでしょう。


さあ、ご一緒に

こちらは書評

先生が取り上げられたのをきっかけに触れるようになった作家や作品、音楽などは多々あるものの、「評論」といってしまうと中々手を出しにくい分野かもしれません。
そこで、「堀江道(?)」の入り口としてイチオシしたいのが、長編小説「なずな」。

40代のジャーナリストである「私」は、生まれたばかりの姪「なずな」をひょんなきっかけで預かることになる。

装丁もすてき

この日を境に、独り身の中年男の世界は「なずな」を中心を回り始めるーーーという、一言で表せば「育児モノ」になるかもしれませんが、当然、堀江先生がそうした狭いジャンルにとどまる作品をこの世に出されることはないのです。
だからこそ、図書館で構わないので一度ぜひ手にとってみていただきたい。

私は本を読むことは好きですが、読む速度が遅いこともあって、同じ作品を何度も読み返すということは滅多にありません。
だからこそ、高知へ移住する際に実家から持ち出した本の数は極めて限られているのですが、この作品については「愛おしむ」対象としてこちらの本棚に安置しています。

「寝すぎた…私ゴミやん……」と【きなきな】してしまった 今日のような日でも、そのページを開くことで気持ちを柔らかくすることができる。はず。
てんで、本日の高知ことば【きなきな】は【くよくよ】という意味で使われます。
 例)なんぼバカやった言うたち、済んだことをそがぁ【きなきな】せんでもえいちや。

明日はきなきなせんでえいように、活動しよう(震え声)。

0 件のコメント:

コメントを投稿