2017年9月28日木曜日

【のしよくって】ね

*本日、生きた証*
 AM:北ノ川小学校にて読み語りボランティア
     大正うろうろ
 PM:もうあかん

どの世

どもども、たっちーです。

見えましたか、三途川。
あの世とこの世の境目、死者が初七日に渡るとされ、ある意味ではナイルやガンジスよりも日本人にはお馴染みといえる川ですね。
その河原では、子どもの亡者が父母の供養の為に石を積んで塔を作ろうとするも、鬼が来て壊してしまい際限なく作業を繰り返すことから、「賽の河原」は無駄な努力の例えとしても使われたりします。
ええと、いきなり不吉ですが、昨晩そんな夢を見ました(どんな。

あの世といえば。

彼岸、とも呼ばれまして、春分の日と秋分の日をはさむ前後3日間は「お彼岸」として先祖供養をする習わしがあります。

まっかっか

一般的には、秋のお彼岸の時期に咲くことに由来するとされるヒガンバナ、ここ四万十町でもシーズンを迎えております。
もっとも名前の起源には諸説あって、全草有毒で食べると最悪の場合死ぬ、即ち「彼岸しかない」からそう名付けられたとも。
(ちなみに全国各地で呼ばれ方は実にバリエーション豊か、日本だけでも1000を超える異名を持つとされ、それだけでもちょっとフシギ感が強い花ですな)

町内のあちこちで見かけることができますが、オススメされたのは大正・中津川から梼原方面へ向かう森ヶ内集落の斜面です。

すべてはカメラのせい

「だいたい、この辺」というザックリした情報を頼りに車を走らせておりますと、細いくねくね道を抜けた先でバッと視界開け、あとはもう説明不要。
なんでも地元の方が14年かかって植え、30万個を達成したとか……浮世離れしたような光景、まさに彼岸の如し(行ったことないけど)。

以前ご紹介した、田んぼの斜面をカーペットのように埋め尽くす「ミリオンベル」の花が見られたのもこの近くで、景観づくりに積極的な地域なのでしょうね。

AKI

私が花に造詣が深ければ、もっと浪漫的な表現で美しさを伝えられたに違いないけれど、カタバミとクローバーの区別もあやふやな人間はこれが限界ですかね。 すんません。

で、植物以外に季節を感じられるものといえば、やはり?

ひゃっほー

味覚。 ずばり食欲の秋であります。

町内を車でウロウロしておりますと、あちこちで木から落ちてイガの割れた栗が見られますが、さすがにそれを拾い集めようとは思わなんだ。 
第一、イガをうまく剥げる気がせんもの。

でもやっぱり食べたいなぁ、けんど栗ご飯はちっと重いなぁ、と贅沢に考えていたところに、嬉しい茹で栗のお裾分けに預かりました。
いそいそと割ってスプーンでいただき、わはは。美味。

とはいえ食い意地だけではございません、秋はゲージツも良い。

おー

窪川駅前の「アシアナカフェ」にて今週土曜(30日)、18:30よりジャズセッションが行われるそうです。
日頃イベントでお世話になっている、四万十町在住のプロサックス奏者・山地高さんのバンドの演奏をたった1000円で聞けちゃう、なんて地元民の特権?
いやいや、町外からのお客さんももちろん歓迎でありんす。

昼間も気温上昇も概ねゆるやか、【のしよい】時期になりましたので、美味しいものをつつきながらジャズを楽しむ夜……てのも優雅ですなぁ。

てんで、本日の高知ことば【のしよい】は【過ごしやすい】という意味で使われる幡多弁です。
 例)ぽかぽか陽気で、まこと【のしよい】日だね。

ほんじゃーに。

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