2017年9月24日日曜日

【よくっと】なもんで

*本日、生きた証*
 日中:出張売り子@檮原

カガクハンノウ

どもども、たっちーです。

半端ですか、夢のひとかけら。
小学生だったかしら、男性コーラスデュオ・CHEMISTRYが大変流行りました。
歌声はさすがでしたが、見てくれがどうにも『イケメン』と『そうじゃないほう』的な組み合わせで、お笑いコンビっぽいんですよねぇ。

『帰りの汽車までの1時間くらいで、お昼を食べれるとこはありますか』

台風後で水多め

大正駅前にぎわい拠点で店番をしていた頃、休日にトロッコ列車でやってきたお客さんによく聞かれる質問でした。
だいたい、たこ焼き・お好み焼き『いちかわ』、喫茶『古都』、ラーメンが名物の『みたに食堂』をご案内していましたが、少しお散歩をするつもりのある方には『』さんをオススメしました。
特に県外から来た方にはテーブルから川(四万十川ではなく支流・檮原川だけど)が見えるお店は喜ばれるんですよね。

とはいえ、実は私もモーニングしか食べたことがなかったのですが、先日初めてランチにお邪魔しました。

ご飯はこれでも小盛り

人気の日替わり(水曜は唐揚げ)はボリューム満点、なのに680円のお得価格。

地元の方もお昼休みにいらっしゃる憩いの場で、観光客向けになっていないところがむしろゆったりしててえい雰囲気です。

あなたがわたしに語るもの

さて、大正にはわざわざランチだけを食べに行ったのではもちろんなくて、現在絶賛仕込み中の動画プロジェクトの収録帰りでありました。

その一部として、とある地域の方にインタビューをさせていただいたのですが、いやぁ改めて『語り』とは面白いものですね。

お邪魔しました

例え同じテーマで質問をされたとしても、いつ/どこで/誰に/どんな風に訊かれるかによって答える内容や語り口が変わってくる……のは想像に難くないでしょう。
もちろん、故意に変更が加えられることもあるでしょうが、本人が意図しないところで変化する部分も大きいからこそ、『語り』を元にする調査・研究は非常に興味深い。
もっとも、大量にデータをとって統計でバリバリ分析するような立場の人からすれば、こうした質的と呼ばれる研究は客観性に欠けるものとして映るようですけれど、そもそも人間が或るテーマを設定して調査をしている時点で主観性からは完全に離れられないわけで。

ふむ

まぁ、今回撮影したインタビューは研究目的ではないので詳細に分析することはありませんが、学問における『語り』の興味深さを非常に良く感じられる本に出会いました。

断片的なものの社会学」の著者・岸政彦氏は沖縄や大阪を主な拠点としてフィールドワークを行う社会学者で、各地で様々な人から「語り」を収集しています。
とはいえ、この本はそうして収集したデータを細かく分析する論文や研究書ではなく、社会学の専門的な部分に触れられることもありません。

極めて読みやすく、分かりやすい文章で、一般の人を「社会学ってなんだか面白そうだな」と思わせるだけの間口の広さがあります。
その点、「エッセイ」に分類されるかもしれませんが、一方でどこまでも掘り下げられそうな深さも有しています。

前々から著者のことは知っていて、対談やコラムのような、それこそ「断片的な」ものは読んだことがありましたが、まとまった文章は初めて。
またしても良作に出会いました。

麺紀行

そんな岸氏には小説を二編おさめた「ビニール傘」という著作もあり、それもまとめて読んだところ自身の経験やこれまでの調査で得たであろう語りの内容が大いに反映されており、大変面白い。

で、その中に出てくる人物たちを象徴するひとつの食べ物が「カップラーメン」です(と、私は感じましたが)。
ラーメンが国民食となるに日清の発明がいかに貢献したか……と改めて思わされたり。

ふーふー

先日、或るバイトのまかないでも一杯をいただきました。
高知にも支店を出した窪川の人気店「駒鳥」のお持ち帰り版を、うまうま。

もっとも私の場合、そもそも普段は外でもラーメンを食べる機会があまりないのですが、久々にすするとえいもんだなぁと。

ちなみに今日は朝から、別の「麺」をひたすら販売しておりましたが、それはまた今度のネタに……なんて最近はいまいち活動しなかった日にひっぱり出せるよう、ネタを備蓄する【よくっと】な癖がついてますねぇ。

てんで、本日の高知ことば【よくっと】は【欲張り】という意味で使われる土佐弁です。
 例)なに、全部持って帰る? なんと【よくっと】やにゃあ。

ほんじゃーに!

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