2017年10月24日火曜日

【なっちゃじゃない】けど

*本日、生きた証*
 日中:お尻に根っこを生やす活動
  夜:或るバイト

路に関する一考察

どもども、たっちーです。
あなたも来るんですか、22号。
自分の記憶にある限り久々の11月の台風は、列島に大きな爪痕を残してゆきましたね。
鹿児島、高知、和歌山はしばしば直撃をくらうことでお馴染みですが、大阪や奈良、東海なんかにあれほどの被害をもたらすとは予想外でした。
台風一過、すっかり秋晴れで冷え込んだ週明け、いよいよ冬の足音かと思えばなんと後続ができているではないですか。
ただでさえ秋のイベントシーズン、わざわざ週末に来んでもえいのに……大きな被害がでないことを祈るばかりです。
台風といえば。
前日からえらい雨が降り続くなぁ、今度こそ四万十川・吉見川はやばいんではないかと心配していた21号ですが、雨量は前回ほどではなかったのが氾濫危険水位にも達しなかったようです。
一ヶ所で降る空を単に眺めるだけではわからんもんだなぁ、まぁ被害が出んにこしたことはないと思っていたけれど、今日四万十川を見てみればやっぱり水位は上がっています。

増えてるねえ
沈下橋の橋脚が大方使っている光景を前にすると、流される前提で欄干を作らなかった先人の気持ちは大いに理解できる気がする。

なんにせよ何億後年先の宇宙を調べられる現代においても、お天道様のご機嫌は中々とれんものなのですね。
さて今日は大正で絵本の読み語り活動のため、朝からroute381をぶるるいっと飛ばしておったのですが、改めて感じたこと。
やっぱり多いよ、無人の販売スタンド。
イラスト付きも多々

むろん、神奈川県でもちょっと畑のある方に行けばたまにありますし、特別珍しいものではないのだけど、それにしてもよく見かける気がするのです。

主には野菜、果物、お花が、高くても新高梨の1000円までの品物が並べられ、値札に書かれた金額を箱に入れるシステム。

頻出スポット

この辺りでは『良心市』として親しまれているけれど、他県ではどうなんでしょう?
とにかく、よくつけられた名前ではないですか。


気持ちをつなぐ 

だって、全ては買う人の良心に委ねられている取引でしょう?

良心には良心で返す

監視カメラがつけられている訳でもなし、ぶっちゃけ一銭も払わんずつモノだけ持って帰るなんて容易いのですから(目撃者たる通行人もまずおらんし)。

が、まともな精神の持ち主ならば、すなわち良心があればそんなことはまずできないよね? ちゅうお話です。
こうしたシステムの販売所が至るところは、それだけ人間関係が"信用"によって成り立っている、また信用を失ったら何もできなくなる社会の証だと言えましょう。
もっとも、『貨幣』自体が信用のもとで成り立っているシステムなのですけどね。
こちらの方にとっては、良心市の立ち並ぶさまは【なっちゃじゃない】光景かもしれませんが、外から来た人間には色々考えさせられるものだったりもするわけです。
さて、そんな高知の【なっちゃじゃない】風景を長年に渡り記録し続けた写真家の個展が今週末より、香美市立美術館にて開催されます。
必見!

撮影したのは四万十町で写真のたけよしを営むご主人・武吉孝夫さんで、窪川高校の課外授業「しまんと未来編集会議」のプログラムに必要となった、昔の窪川の街並みの写真を多数ご提供くださったお方です。

報道写真のようにドラマチックな要素のない日常の一場面を納めた、300点を超す貴重な作品群。
会場は四万十町ではないけれど、会期は12月17日までと結構長いので、ぜひ足を運んでいただきたい。
もちろん私もお邪魔させていただきまっせ。

てんで、本日の高知ことば【なっちゃじゃない】【なんちゃあじゃない】は【何てことはない】【くだらない】という意味でつかわれる土佐弁です。
 例)おまさんにとっちゃ【なっちゃじゃない】もんかもしれんけんど、俺にとっちゃお宝ぞ、これは。

ほんじゃ、に。

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