2017年5月30日火曜日

【てき】らはテキーラで?

*本日、生きた証*
 AM:九度山で2016大河ダイジェスト
 PM:加太の海をバックに廃墟探索
   夜:鉄道カフェへ出発進行

否めないけど

どもども、たっちーです。

消化してますか、有給。
新卒として入社したのは一般に「激務」がイメージされるIT企業でしたが、幸か不幸か特殊な部署に配属されて(幸か不幸か)楽チンなオフィス生活を送っていました。
そのため、「休み取りたいのにぃ!」というストレスを感じることはゼロでしたが、営業やエンジニアの人々は早朝から深夜までまさに働き詰めという印象。
地方の企業と比べれば給料は相対的に高かったといえ、家賃など経費も高くつき、稼いだお金を使う暇もない……なんて恐らく私には無理だったでしょう。

休みといえば。

にしても、また休みなん?

に、にぎわい拠点をお掃除したよ(震え声)

そう言われたら、相手と一緒になって「いい加減、働けコノヤロウ」と批判したくなるほど休んでいます。
確かに月16日(124時間)と勤務日数が元々決まっている協力隊ですから、出勤中にやることさえやっていれば、残りの時間に何をしたって文句を言われないわけです。

然れどこの「休暇」は本来、卒業後の定住に向けた活動をすることに充てるべく豊富に与えられていますから、3年の任期を終えてからの生業がそれなりに見えている人はある意味全く休めません。
一方の私は、(当然ノープランではありませんが)今後の身の振り方は至極不透明、着任からギリギリ1年未満であることを盾に「見聞を広げている」と言い張っております。

にぎわい拠点の掃除をしたんだって②

それは何とも便利な表現であって、本ブログだって「高知見聞録」としてちっとばかりの価値がある……よね、マルコ・ポーロもそう言ってた。 マツコだって夜の街を徘徊してた。

とはいえ、休暇中のウロウロぶりたるや我ながら眼に余るってんで、先日「大正駅前にぎわい拠点」の大掃除・模様替えをした際の写真を載せてみた件。

紋モンMON

さて罪滅ぼしが済んだ(気がした)ら全力で開き直り、楽しいNOWを綴っちゃいますよっと。

知人を訪ねての初・和歌山旅は早くも3日目に突入し、これまでに行く場所・食べる物はそれはそれは素敵、到底いっぺんには書ききれません。
(半分は、うっかり寝るだけで1日を過ごしてしまった日に備え、ネタの貯蓄である)

銭銭銭
銭銭銭

ちゅうことで、本日の午前中にぶらり立ち寄ったのは、某戦国武将ゆかりの地であります。
なお紋はこちら、だーれだ?

知ったかぶれなかった

はい簡単、2016年のNHKの大河ドラマ「真田丸」でお馴染みの真田幸村公ですね。
ちゅうてもほとんど観ていなかった私、屋敷跡が風情のあるオヌヌメ観光スポットと聞いただけで、恥ずかしながら予備知識ゼロで飛び込んだのですがね(しょ、正直だから許して)。

けれども、現地の案内板とかパンフレットを熟読するとか、地元の方からエピソードを伺うとか、それまで知らなかったからこそ様々な「実物」を前にして楽しめる部分もあります。

外からのシゲキ

さて信州・上田の武将だった真田昌幸・幸村親子は関ヶ原の合戦後、紀伊の國での蟄居を命ぜられます。

当初は高野山にも入ったそうですがほどなく下山し、「女人高野」で知られる慈尊院のある九度山に居を構えます。

マターリしておった

この地で亡くなった昌幸のために幸村が供養塔をつくり、その後訪れた大安上人によって延命子安地蔵を祀る善名称院が建立されたとのこと。
すなわち、現存する建物は真田親子の屋敷ではないけれど、斯様な所以から「真田庵」
の名で親しまれ、全国から歴史ファンが集っているのですな。

ほんで、そんな真田家が和歌山にもたらした代表的なものと言いますと……

HISABISA

皆大好き、SOBAでございます。
彼らの故郷・信州は言わずと知れた蕎麦どころですから、蟄居の際に九度山に持ち込んだのだとか。

現在、その味は真田庵からほど近く、古民家を改装した「幸村庵」さんで楽しめるっちゅうことで久々にざるそばをズズズッとな。

すわ。
美味。
このコシ、そして爽やかな喉越し。

高知に移住して以来、どうにもうどんの影に隠れて蕎麦に中々出会えていなかったこともあり、いたく感動しましたとさ。
お昼前にはいっぱいになっているのも納得。

内装もすてきんぐ

ふと思うのは、スケールは全く違えど、「ヨソ者」として見ず知らずの土地に移り住んだという意味では私も真田親子と境遇を同じくしています。
むろん自分は没後何百年と愛される英雄にはなれませんし、蕎麦の如きエポックメイキングな文化の持ち込みはできないながら、僅かでも四万十にソトからの新しい風を吹かせ……

いや皆まで言うと、【てき】は何様じゃ! とツッコまれかねないので自己規制でございます。

てんで、本日も和歌山ことば【てき】は【お前】もしくは【あいつ】という意味で使われます。
 例)【てき】、協力隊になってもうすぐ3年やろ、早よ仕事見つけてんか。

げげげ。
ほんじゃーに。




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