2017年5月10日水曜日

【ずるーない】からこそ

*本日、生きた証*
 AM:窪川協力隊事務所にて準備準備準備
 PM:第2回しまんと未来編集会議
   夜:あいたたたたたたた


デジャヴュではなく

たいてますか、フラッシュ。
昔から、写真撮影の際に目をつぶっている確率が非常に高く、自意識MAXだった小学校高学年〜高校生ぐらいまでカメラからひたすら逃げ続けておりました。
しかし、ある時気づいたのです。
フラッシュなし、正面からの光なし、すなわちつぶる要素が皆無だったのに、ぱっちりした目が映らないということを。
もともと人並みより細い・小さい・まぶたが腫れぼったいの三重苦、要は最大限に開いていても大したことなかったわけですね。 はは。

フラッシュといえば。

それまですっかり忘れていたのに、突如蘇るフラッシュバック型の記憶というものがあります。
引き金となるようなモノやヒト、場所や日時といったきっかけで思い出すこともあれば、記憶の内容とはまるで関係のない状況でカッと降ってくる場合もあるでしょう。

遊歩道にじゃばら猫

私が先日経験したのは、東京から遥々来高してくれた東京の友人と共に市内を観光中、五台山に登った時です。
「観光地だけど実はまだ行ったことがないんだよね」とGoogle先生ナビをお願いするも、またしても惑わされ妙な周り道グルグル、1.5倍の時間をかけてようやく駐車場へ入りました。

満開のツツジと野良猫を愛でながら遊歩道をズンズン上がり、分岐で友人は左、こちらは左へ。
大分早く頂上まで到着した私は、喫茶店の建物の屋上へと進みます。

くもってても中々

展望スペースへと続く、天井の低い階段の踊り場に現れた「頭上注意」の少年のイラスト。

ん?

んんん???

んんんんんんん??????

は、初めましてじゃない……!!!

間違いなく、彼には一度会ったことがある!!!!

まさに閃光のように脳に蘇ったのは6年前、旅行で初めて高知を訪れた夏。
ふらっと入った居酒屋「日向食堂ゆるり」の店員さんが翌日、市内を案内してくれることになり、「くいしんぼ如月」の弁当を片手にこの山に登ったではないか。

その時、観光地あるあるのヌルいキャラクターでた〜!と少年を写真に収めたのち、ソウルフード「チキンナンバン」を初めて食したではないか。

カムバック! メモリー

芋づる式に記憶が再生することよりも、たかが6年前のことをあまりにも綺麗に忘れていたことの衝撃が大きいの何のって。 
世に言う痴呆って、最近のことから忘れていくのになぁ……と白目を剥き、にしても車には乗らなかったはずの当時、そもそもどうやって五台山まで移動したのかはついぞ思い出せません。

きらきらりーん

とはいえ大学時代に限らず、高校時代のこともあんまり覚えていないのですよね。

皆こんなものなの? 
セーラー服と学ランで青春真っ盛り、キラキラ以外の形容詞を捧げられない窪川高校の子達も、自分くらいの年になると早や忘れてしまうのかしらん。

と、本日第2回目となる「平成28年度 しまんと未来編集会議」でファシリテーターを務めながら、思ったりしました。
もちろんこちらは全力で準備をして授業に臨んでいますが、至らない点が多いのは重々承知、全員に「得るモノがあった」と思われようなんておこがましい話です。



(第1回の報告書をようやくリリースしたので、お暇な時に是非)

けれど参加した40人に1人で構わないから、「そういえばあの時、理想の窪川のまちづくりについてみんなで話し合ったなぁ」と思い出してもらえるような時間にしたい……程度には欲も出ます。
何せ、たった3年間しかない高校生活の、大事な1時間を任されているわけですから(むろん、時間が経ってみないとその貴重さは分からないけれど)。

てことで、今回はグループでひとつ、まちづくりのアイデアを選んでコンセプトを書いてもらいました。

第1回よりよかったよ、うん

ここで生まれ育った子たちからすれば「当たり前」の環境にすぎない四万十町ですが、外からわざわざ多くの人が移住してくるだけの場所でもあります。
であれば、このまちの昔のこと、今のこと、そして未来のこと、どれも考え方ひとつでオモチロくなるかもよ!

なんて思惑が、説教がましくなく伝わったらいいなぁと思うけれど、まぁ【ずるーない】
ですよね。 努力あるのみ。

てんで、本日の高知ことば【ずるーない】は【一筋縄ではいかない】という意味で使われます。
 例)何? 歌手でメジャーデビューを目指す? そら、【ずるーない】ちや。

ほんじゃーに。

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