2018年2月16日金曜日

【ケーキ】はいかが

*本日、生きた証*
 日中:観光についてあれやこれや情報収集
    観光的女子雑談会
  夜:或るバイト(代打)

エレガンスでがんす

真面目に歌いますか、合唱コン。
基本的に斜め上から世間を見ている人間ですので、そもそも学校行事全般にまともに取り組んだ記憶がありません。
運動会、特にダンスとか応援合戦みたいなものはボイコットに近かったし、文化祭も合唱コンクールも「こういうの無理キャラ」を押し通す。
しかし今になって思えば「集団行動ができない」がひとつの症状に近いレベルだったので、ちゃんと検査を受けたら発達障害なんかと診断されそうな気もします(むろん、当該の疾病・障害をお持ちの方に対する差別や偏見的な意味合いは一切ありませんよ)。

合唱コンといえば。

私が真剣に参加したくなかった理由のひとつは、単純に"音痴"の自覚があったからですね。
もちろん歌そのものを忌避しているわけではないので、コンサートとかライブの類はむしろ好んで行きます。

かといって、聞くジャンルは結構偏っているので、普段耳にせぬ音楽を生で聴く機会に恵まれると(地方であれば特に)ラッキー! と思いますね。

お邪魔しますよっと

昨日は、四万十町は仁井田にある「ゲストハウス40010」さんのお茶の間にて、イタリアの声楽を中心としたミニコンサートがありました。
東京音大でオペラを学び、現在は昭和にお住まいだという歌手・藤本愛美さんがおひとりで唄ってくださったのですが……

聞き入るねえ

それがもう、さすが本式(?)の発声なもんで、スピーカーからは伴奏しか流れてないと言われても信じられないぐらいの声量が響き渡るわけですよ。

で、それをすぐに目の前で披露してくださるもんだから、顔だけでなくお腹や肩の動きなんかまでよく見れて、いかに全身を使って声を出しておられるかが分かります。

正直、オペラやら声楽やらなんてド素人ですから、他の歌い手さんと比較して彼女がどうだこうだなんて言えませんけれど、とにかく圧倒されました。
先日、国内でも指折りの大きな会場でのライブに大興奮していた身としては、全く違った規模のハコでの全く異なるジャンルの音楽でも、やはり”生”のアーティストの”本気”というのは人の心を”揺さぶる”点で同じなのでは、なんて思ったりして。

藤本さんの場合、このジャンルの音楽について知識のない人でも、背景や曲に込められた意味が理解できるように解説をつけてくださったので、私なんかでも「聞く」でなく「聴く」に近い感覚をちゃんと得られます。
(そもそもイタリア語ってこともあり、音楽の知識があっても解説ないと辛いんでしょうけど)

おやおや2

ほんで、例えばかの有名なオペラ「フィガロの結婚」からアリアを一曲披露してくださったのですが、「それも小姓の少年・ケルビーノが思春期真っただ中のお花畑☆な気持ちをダダ漏れにしてる歌なんです」なんて聞くと、もうめちゃめちゃ興味がわく。

だから当然(?)終わった後に質問するわけです、「そこらじゅうの女性にウハウハなってしまっていたケルビーノですが、その後具体的な相手とのロマンスはあるんですのん」と。

そしたら「話し始めたら止まらないんですよそれ!」と藤本さんの顔がぱあっと明るくなって、「実は『フィガロの結婚』は三部作の第二部にあたるんですが、今はほとんど上演されることのない第三部で、小姓の彼が伯爵夫人と身分違いの恋に落ちるんです〜〜〜」本当に止まらない。

さすがの私も題名くらいは知っていましたけれど、中身や構成、歴史なんかまったく知らぬオペラでしたし、そうした話を本やネットで知識を得るのではなく、歌い手さんから直接聞けるなんてワクワクしませんか、どうですか。

豪勢やぁ

さて、そんな思わぬ好奇心が刺激されたミニコンサートは単独で開催されたものではなく、大正担当の地域おこし協力隊が主催する「お茶の間交流会 Mikke*」のコンテンツの一部でございました。

お菓子づくりの名手である彼女渾身の、季節のもの・地のものを取り入れたおやつを囲んで、I・J・Uターンの人や地域の方々にとって新しい出会いや交流の場になるように……と企画されたイベントで、今回で3回目。
須崎や中村、西土佐といった町外からも含め、乳飲み子からおんちゃん・おばちゃんまで老若男女がうまうま、まったりして午後を過ごしました。
詳しくはこちらも見てくださいませ。


大きな会場での、派手なイベントではないけれど、あくまでそこに住み続けることを前提とした移住者や地域の人にとっては、こうしたゆるい繋がりを作れる場を継続的に開催することは、日々の暮らしに根差した人間関係づくりにとって重要でしょうね。

法被・馬簾・田・院

私のように食い意地の張ったヤツはホイホイとスイーツに釣られて顔を出すことですし、美味いもん、甘いもんが「場づくり」「人つなぎ」に与える影響力って図りしれない!

女子!

で、時期が時期だからやっぱりあれだ、チョコ的なやーつが熱くて、私もいくつもいただきました(あげないんかーい)。

びこーず、いえすたでぃ・わず・ばれんたいんずでぃ。

しかもいただく品が悉く手作り、てのがあれですね、とても女子を感じさせますよね。

意中の相手がいる方は頑張れたかしらん?

ちなみに今年は、大手のチョコ会社が「義理チョコはやめよう」と新聞広告を出して話題になりましたが、別にメーカーに「やめろ」と言われる筋合いはない気もするんです。

そもそも呼び方に難あり、「送らないと義理がない」みたいに聞こえるけれど、めんどくせぇなと思われながら贈り贈られするなんて、チョコと生産者に不義理、極めて失礼じゃないですか。

女子女子!!

贈れば、その場の人間関係がもしかしたら少し良くなるかもしれないよね、そうだといいよね、ぐらいの気持ちで、『ここはひとつヨロチョコ』とかそんな具合でどうですか。 センスないけど。

なお私は、お世話になってる方へ日頃のお礼チョコを進呈いたしまして、本命は時間的に間に合わなそうだったので早々に諦めました。

どれもこれも、彼奴のせいだ! 
と憎しみは全てインフルに押し付けて、いただいたチョコをかじる夜であります。

やっぱうまいなぁ、あぁでも冬場のあたたかい部屋なら【ケーキ】もありやなぁとも思えど、うちは相変わらず寒いのでこちらも諦めました。

てんで本日の高知ことば【ケーキ】は、一定以上の年齢の方が【アイス】のことを指す幡多弁です。
なんでここが一緒になったんかな?

ほんじゃーに。

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