2017年7月7日金曜日

【なんしようと】?

*本日、生きた証*
 AM:り・さーち
    四万十町役場にて会議
 PM:大正駅前にぎわい拠点にて店番
    神ジャズ打ち合わせ
   夜:夜おこし

変わるもの、変わらないもの

どもども、たっちーです。

無事ですか、お知り合い。
九州にルーツのある人間としてこの度の豪雨は特に気にかかる案件で、今晩からもさらに降るとのこと、まだまだ被害が拡大する恐れがあります。
自分がもやもやと考えたところでどうにもならん、今できることといったら寄付ぐらいか……とわずかにポチッとやりました。
今回、一般からの募金額と同額を自社でプラス、二倍にして送るという取組みをしていたのでYahooを窓口に選んだのですが。



よくよく見たら「500万円を上限に」とある。
ちょっとちょっと孫さんてば、あーた余るほど儲けてるんだからもうちょっと上乗せしたって!

なんにせよ、少しでも力になれば良いなと思いつつ、こうした大きな災害があった時にこそ改めて感じるのは、歴史的建造物や天然記念物のもつ「年数」の凄みではないでしょうか。
というのも大抵は、修学旅行で連れていかれた寺で「奈良時代に建てられ……」と説明されても話半分、パックツアーで「こちらは樹齢1500年の……」と言われてもヘェ、で終わってしまうからで。

けれど今回の水害のように、ちょっとやそっとのことではビクともしなそう橋や建物、木なんかが流されているのを見ると、ひとつの場所で何百年という歳月を重ねることがいかに難しく、また奇跡に近いことかを思い知ります。

デーン

先日、興津のマリンフェスタからの帰り道に立ち寄った、高さ約20m・周囲約6.5mの「奈路の神明杉」も然り。
樹齢推定500年余ということは、戦国・安土桃山の頃からこちらに鎮座しておられたって訳で。

やるな、杉。(何故、斯くも上から目線かについての理由は特にない)

ちなみに江戸時代、ここには神明宮という神社があったそうで、神木として崇められていたとのことですから、恵まれた自然環境はもとより人の手によっても大切に守られてきたのでしょう。

た、た、たぬきの金……

さて、木が聖なるものとして見なされるきっかけともいえる「神社」。
その地域の人々にとっていかに精神的・物理的な拠り所になってきたかは、私の場合、移住してからより強く考えさせられるようなりました。

数年前から「パワースポット」などと言われ、女子を中心に観光スポットとしての側面をが強調されてきた訳ですが、外からのお客さんで儲けているところ(適切な言い方ではないけれど)はごく一部、有名観光地に限られるでしょう。
8.8万と言われる全国の神社を実際に支えているのは、”内”の人、つまり近所の人々。

和歌山・淡嶋神社は
人形の神社

神社があるところには(多少荒れていたとしても)まず道があり、お供えモノがあり、何かしら人の気配を感じることができます。
そして何かしらお祭りごとといえば、必ず地元の人が集まり協力して成し遂げられますから、神社は地域コミュニティを結束させる役割があるでしょう。

ゆえに神社への日々の参拝客や行事に参加する人の数が減る、にぎわいの衰退はその土地の人口減少を示しており、そのまた逆も然り。
少子高齢化に伴い、神社業界(?)も次世代の担い手不足が顕著で、何社も兼任している宮司さんがおられるとか……

大きさもいろいろ

なんてことを本日、今月末に大正・熊野神社で開催されるジャズイベント「神Jazz」の打ち合わせであれこれ考えさせられました。
宮司さんは、祭のにぎわいがなくなったことに強く危機感を抱いておられましたが、それはつまり、地域の人が減りコミュニティとしての繋がりも希薄になりつつあることの現れでもありますから、協力隊としても真面目に取り組まなければならない課題です。

今回、熊野神社の夏祭りにジャズを組み合わせたのは、地元大正中学校の音楽部が全国レベルのジャズを奏でるから……ということが一番の理由なれど、何かしら人を集めるためには意外性とかインパクトのある特徴が必要ですからね。
もっとも、あまりにとってつけたようなものは一過性の話題作りに終始してしまうからダメですけれど。

なお、5月に訪れた和歌山の「淡嶋神社」は人形供養で知られ、全国からありとあらゆる人形の類が大集合しているところ。

いろんなものを招くでしょう

迷信ではなく、実際に髪の伸びる人形もいると公式が宣っていますから、リアルにホラーな気分を味わえる……てんでインパクト大、大すぎる。

ま、まぁここまでとは言わんけれど、神社でのイベントはどこかトガッたもんを出して盛り上げていきたいところ。
とにかく一度、【なんしようと?】と興味を持ってもらって、足を運んでもらうことを目指しましょう。

てんで、本日は被災地への願いを込めて福岡ことば、【なんしようと】は【何してるの】という意味で使われます。
 例)さっきから裏でこそこそコソコソ……【なんしようと】?

明日は再び脱藩するのに、まだ何も準備していないよ。げげげ。

ほんじゃーに!



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