2016年12月31日土曜日

【せこい】時こそご挨拶

こんばんは、たっちーです。

越してますか、年。
そりゃあ、生きている限り誰にでも新年がやってくるろ、と言われるかもしれません。
けれどあらゆる病気・事件・事故が起き続けるこの世の中、諸々あっても生きて年明けを迎えられるというのは決して当たり前ではない、有り難いことですよね。
別にしんみりすることを書きたいわけではないですが、この時期は色々と振り返るので、ね。

大変、

各方面の方々にお世話になった年でございました。
元々落ち着きのないタイプではありますが、それにしても激動だったもので(ほぼ自己責任)、人の支えがなければ切り抜けられなかったなと強く思います。

そんな一年もあっちゅう間に締めくくりを迎え、大みそかはぎっしり詰まった一日となりました。
気になっていた、映画を見たり。

ぶわっ

人生初の競馬場で、レースに興奮したり。
 
意外と家族連れが多いの


ブリを、プリプリのモツのお鍋やら、あら煮で食べつくしたり(ノンアルです)。

絶みょーな

新鮮なお刺身を堪能したり(ノンアルです)。

ネイリやネイリ

甘味が濃厚なポンカンを頂戴したり。

採ってしばらく寝かすんだと

立派なお寿司をいただいたり(どんだけいただくのか)。

サバが特にえい

大正駅前にぎわい拠点で、年越しそばの振る舞いをしたり。

行った時にはほぼ準備できてました

おかげさまで、50杯のお椀は無事すべてきれいになりました。

ごっちゃんです

2016年最後のブログだというのに、なんだかざっとしすぎじゃあないかって?

否めない。

いや、でも濃厚すぎて書ききれないんですもの、現在すでに2017年元日の2:43ですからね。
つらつらと文を綴るのが、多少【せこい】時もあります。

てんで、本日は高知のおとなり、徳島ことばの【せこい】は【しんどい】【きつい】の意味で使われます。
 例)今日の体育は、10km走!? 【せこ】すぎ……
映画と競馬場ツアーをご一緒くださった方のおひとりが徳島のご出身ということで、特徴的な方言を教えていただいた記念です。

さて改めて、本ブログをこれまでご覧くださったり、個別でコメントをくださったり、SNSでシェアしてくださった皆様に心より感謝申し上げます。
新年はこちらもリニューアルを検討中ですが、今後とも何卒(ナニソツではない)どうぞよろしくお願いいたします。

ほんじゃーに。

2016年12月30日金曜日

【やしべ】られたって〜♪

こんばんは、たっちーです。

覚えていますか、中学時代。
中学校へ入学する際、現在の実家のある横浜へ引っ越したのですが、学校や買い物が敷地内で完結してしまうマンモス団地の空気が全く肌に合いませんでした。
子供の頃から転居の多かった人生史上、最も「住みたくない場所」であり、早く抜け出したいと考えていたところでもあります。
それゆえか、団地内の中学校に通っていた頃はまさに暗黒時代、それすら通り越してほとんど記憶がなくなっています。
まあ、中学校が楽しかった〜という人の方が少数派かもしれませんけれど。

ありがとう、あるこほる

今朝はとにかく6時に起床せねばならぬ日であります。
なんのためって?

まだ薄暗い

船釣り・2ndシーズンへの参戦のためであります。
記念すべき初回は、目覚まし時計に設定をガン無視されて大寝坊するという失態を犯したもので、まずは寝起きからチャレンジでした。
前回、「明日が早いから」と前日はアルコールを控え、普段の朝シャワーを夜に先取りして構えていたのですが惨敗、すなわちルーティンを崩してはだめだということで昨夜はきちんと(?)お酒を摂取いたしました。

船、乗るべ♪
(スイングガールズ風に)

あら、起きれたじゃない。 これからはアルコールは必須ね(違
と、たいそう冷え込んだ今朝、再びダルマのごとく完全防寒装備のうえ向かったは、窪川から峠を越えた興津の海であります。

フードかさばり杉内

鯛ラバで魚くん、エギでアオリイカくんを狙います。

すると早々に、2回エギでイカ様がヒット!!!

ふおおお、とリールを回しました。

ええ、回しましたよ。 けれどね、まんまとバラしましたよ、いずれも冷たい太平洋に忽然と姿を消してしまったのであります。

つ・ま・さ・き★

仕掛けの先に残ったは、悲しいかな足先のみ。 しくしくしく(いや、当のイカも泣きたかったろうけど)。

その後ヒット自体が全くない状態ながら、一方で師匠たちはどんどこ大物を引っ掛けていきます。
で、せめてこれを引き上げるところぐらい経験させてやろうというご配慮のもと、ものすごい勢いで引っ張られる 釣り糸を必死で巻き上げます。

とったどー(師匠が)

さも自分で釣ったかのように写真を撮っていただく厚かましさは、高知でも3つの指に入るとかなんとか。

でけえ

アオリイカ氏以外にも、クエのご親戚のイギス殿、鯛のご友人のコロダイ様が我々の船にご乗船くださいました。
どれもキロ越えのサイズなもので、力には自信のある私もひいひい言いながら引き上げます。

で、昼まで粘って竿を振り続けるものの、結局自分だけ丸坊主で終わったとさ。
しくしくしく。

けんど、新たな技術と習得したし、釣れなくてもとにかく楽しい経験もできたし、まあ良いとしませう。

例えば、小型船のハンドルを一緒に触らせていただいたし、竿を振りかぶってひゅいっと遠くへ投げる、しゃくり上げるといった作業も上手くなったねと言っていただきました。
ああ、すでに次回が楽しみで仕方ありません。

お願いしゃす!

さて、午後からは昨日同様、大正は須藤鮮魚店さんへ。
正月の仕出しをお手伝いしよう……と思って来たのですが、何せお仕事の早いママさん、すでにかなりのものが仕上がっています。

やきぶたああ

焼き豚にローストビーフ、牛肉巻きといったお肉系、黒豆や黄金イカ、栗きんとん、筑前煮といったおせちの定番料理がずらりと並ぶ店内は、お客さんが途切れることがありません。

これ大好き

ちなみに、私にとって昆布巻=身欠きニシンだったのですが、須藤さんところで立派な昆布に包まれるのはブリの大きな切身。 こら、食べ応え抜群でしょう。
ほいで、クチナシで色よく仕上げられたぶり子ちゃんも、プリプリと旨そうですなあ。

さすがの手さばき

そんな大忙しのママさんに、お願いしたは本日の(師匠の)釣果を捌いていただくこと。
余計な仕事を増やしてしまって誠に恐縮ながら、こんなにでっかい魚、家と私の技術じゃどうにもならないわけです。

解体SHOW

アオリイカ氏もちゃっちゃと下処理をしていただき、それぞれについてオススメの食べ方・調理法も教えてくださいます。

バラバラ殺 魚(語弊が)

さすがプロ、おしゃべりしながらあっという間におろしてくださいました。
ありがたや、ありがたや。


お・楽しみ

夜、窪川に戻り、教えていただいた魚の煮付けや、イカの刺身を仕込みます。
ほいで、向かったは四万十町で予約のとれない店として知られる満州軒さんです。

にんにくバター炒めに
明太まよおおお

ダメ元でお願いした食材(=本日の釣果)の持ち込みをご快諾くださり、魚とイカも美味しく調理していただきました。
(ただし、混雑状況や食材によってはOKができない場合もあると思うので、必ず事前にご確認をば。)

もちろん、たっぷりの野菜と共に豪快に盛り付けられてくるお肉も、間違いのない美味しさ。
美味しい香りが立ち込めるなか、じうじうやるのが楽しくて、コテを動かす手も止まりません。

安定

締めはこちらも名物・ジャン麺、ラーメン、そして特製焼きそば。
何が特製って、通常のホルモン&野菜炒め+麺に、持ち込みのイカを加え、さらにチャンジャとキムチのダブルトッピングで炒めちゃったわけ。

どうしてこれが旨くないことがあろうか?

帰り道、誘惑に勝てず立ち寄ったコンビニで出会った、新商品のアイスもかなりのヒットとなり、改めて「うまい酒 × 料理 × 一緒に食べてくれる楽しい方々=幸せ」という方程式の強さを実感しましたとさ。

まあ、こんなだから、「本当に毎晩飲んでるよねえ……」と【やしべ】られてしまうのよね。

てんで、本日の高知ことば【やしべる】は【軽蔑する】という意味の名詞です。
 例)確かに俺が悪かったけんど、そがぁに【やしべ】たような目で見んでよ……

ほんじゃに。

2016年12月29日木曜日

【あて】は変わりモン

こんばんは、たっちーです。

禿げてますか、父。
我が家は両親ともに薄毛の家系で、兄弟も生まれつき髪の毛は控えめな生え方です。
噂によれば、母方の祖父は十代の終わりには既にベジータ状態、現在の我が父もホワッとささやかに残っている程度。
でも、男性ってある程度年齢がいけば禿げている人の割合が多いですし別に悪くないと思います、問題は女の方です。
母と共に、アデランス貯金を開始せねば……と会議を始めています。

そして寝たボケはつづく

さすがに昨日ほどではないけれど、本日も中々にぐうたらな起床となってしまい、自己嫌悪で始まる残念な一日です。
しかも何だかスケジュール管理に勘違いがあったようで、夜までぽっかりと空いてしまった模様……ううん、大人しく読書&勉強する?

と、思っていたらテルTELテレフォンが。

大正の我が家(図々しい)

毎度お世話になっている、大正の須藤鮮魚店のママさんであります。
「正月の仕込みやりよるけん、遊びに来んかよ!」

おおお、そうだそうだ! 
役に立つかどうかは別として、年末の大戦争をのぞかせてください〜と話をしていたではないですか。

というわけで、 エンジンをぶるるいっとな、ROUTE381を西へぎゅーん。

おお、NABE

厨房に入ると、筑前煮がどごーんと待ち構えていました。
ちなみにママさんは、昨晩は宴会対応でだいぶ体力的に消耗なさったと仰るものの、相変わらず人三十倍くらいエネルギッシュに立ち回っておられます。

あかん、ちょっと飲みがつづいたぐらいで何日も眠たがってる私、クズやんけ。


出来ることは何でも

と凹んでいる場合ではなし、「どなたでも出来る簡単なオシゴト」をやらせていただきまっせ!

絶妙なバランス

まずは、コーヒー ・ミルク・あずきの3層のもの、コーヒーのみ、そして栗の3種の羊羹をパック詰め。
味見をさせていただくと、どれも甘すぎない食べやすいお味で、栗もごろごろ入っております。
ママさん曰く、「淡雪(ミルク)とコーヒーが小豆と離れないようにするのが難しいの」。

じゃばじゃば

こちらでは定番の切り方だという、お花のようにカッティングされたカブの酢漬けや、挽き割りではなく田舎きびがこじゃんと入ったきびごはんの仕込みも見学(がっつり味見させていただきつつ)。

ほいで、黒豆(これも市販品より甘さ控えめ)や筑前煮のパッキング、値札貼り等々をやらせていただきます。
その間、あちこちで様々なお料理の仕込みが同時並行で進んでいて、年末ならではの激戦ぶりを体感できました。

ふははは

大したことはできちょらんのに、まかないとたっぷりのお土産つきで、なんだか申し訳なくなりましたが……
こういう場面を見たり、少しでも手を出させていただけるだけで嬉しいんですけれどね。

さて、夕方は窪川へ戻り、客人のお迎えへ。
四万十市は中村よりお越しいただいたのは、ひょんなきっかけから本ブログの読者になってくださったお方です。

お初です

まずは、我が町の誇る鍛冶屋・黒鳥さんに注文をしておられたとのこと、同行させていただきます。
こちらの職人さんとは商工会を通じて早よからお話しさせていただいていたのですが、お店を訪れるのは実は初めて。
というのも、大した自炊もやらん奴が持っているのは錆びたおもちゃ包丁、研ぎをお願いするのも恥ずかしい身だったからです。

ゲージツ品

店内に並ぶ、ありとあらゆる形・サイズ・デザインの包丁をはじめ、ハサミや斧、ツルハシなど沢山の種類の刃物に思わず見入ってしまいます。
きちんと作られた刃物って、「美しい」のだなぁと改めて思わされました。

これは何じゃ!
というものばかり

ちゃっかり工場にもお邪魔し、鍛冶に使う道具や機械、製法について解説をしていただきます。
「両刃」と「片刃」すら言葉しか知らない人間にもわかりよくお話しくださり、ありがたや、ありがたや。

なんと!

もっとも単純にびっくりしたのは、包丁の「素」となるのは、上の写真奥の四角形の鋼だということ。
これを焼いては叩いて伸ばし、下方に写っているような形に整えてゆくのだと聞き、なんと途方もなく、技術の求められる作業なのかと目を見張ります。

で、「商品」ではなく「作品」としての刃物にすっかり魅了された私は、その気になって「道具が良ければ料理技術も向上するかも……」と妙な勘違いをし始め、早速購入しちゃいましたよ。

きらりん

買ったからには、使わねば。
年末の忘年会シーズンが終われば、きっと自炊の… …機会が……増えたら良いな(ドラーエもーーん)

毎度お世話に

さて、その後向かったは窪川イチのオサレ酒場・コールマンさん。
今年7月に初めて四万十町を訪れた日に連れて来ていただいて以来、何度もお世話になってきた、思い出の(というにはちょっと早いけれど)お店です。

めにうもオサレね

いつもは注文を同行者にお任せしてしまうのですが、今回はじっくりメニューを吟味させていただきます。
サーモンの炙り、厚切りの身にソースが絡んで、うまし!
バターでまろやかに仕上げられるアンチョビキャベツに、明太 子のオムレツもまあ言うまでもないですよねえ。

じうじう感がたまらぬ

カープファンになってこの方、愛してやまない広島焼は、キムチたっぷりの赤やきで。
目の前の鉄板で焼き上げる、ママさんの美しい手さばき(尚ルックスもとても美しい方)もこちらの楽しみの一つだと思います。

どれを頼んでも満足なお料理、豊富なビールの品揃え、そして何より店員さんの接客が素晴らしいってんで、そら毎晩お客さんがひしめくのも納得です。

これだけ町の内外に愛されているお店ですが、実はオーナーご夫婦も【あて】と同じく移住者というから驚き、新天地でもセンスと努力でここまでの商売を成し遂げることができるのだ……と思うと、頑張らねばなりませんね。

てんで、本日の高知ことば【あて】は、女性の一人称【私】です。
 例)【あて】も若い頃は、 毎日違う男がアプローチに来よったで!
若い人が使うのは聞いたことがないので、中高年以上限定かもしれません。

ほんじゃーに!

2016年12月28日水曜日

アルコール、【たくばえ】すぎ?

こんばんは、たっちーです。

ありますか、選球眼。
いや、 ボールじゃなくて人、特に男性について「いや〜たっちーほんと見る目がないよねえ〜」と言われて久しい人生です。
周りが良いという人は、大抵「確かに、普通に 良い人だ! が、つまらん!」と感じるのか否か、全く別の方面へ行きがちな天の邪鬼。
一般的な(?)幸せには元々興味がない時点で、やっぱり女芸人を目指すべきかしらん?


おいおいおい

昨晩、うつうらうつらとしながらブログを書き上げ、いつの間にか眠りの世界へ迷い込んでしまった模様。

と、気づくのはすっかり夜が明けてから、時計を見ると6時すぎ。
しかも、Facebookで更新報告をしていなかったことも分かり、「酔っ払いめ!」と我ながらうんざりします。

が、もっとうんざりしたのは、うっかり二度寝をして再び見た時計の針が1の数字を指していたこと。

牛鬼も呆れるぜ

もはや二度寝とかいうレベルではないでしょう。
クズ!

しかも、せめて何かひとつでも今日を生きた証を残したいってんで、本を読み始めるも即座に舟を漕ぐ始末。
何なの? そんなに寝て一体どうするの?

見えないかもしれないけれど

やさぐれながら外へ出ると、はや黄昏れ時。
ここのところ、窪川の上空でカラスの大群の目撃情報をしばしば耳にしていましたが、本日もぐるぐると回っておりますね。
ついに来る? 南海のトラフ?


足穴(誤変換)

さて、今晩は本年最後のアルバイトであります。

歩きながら撮ったからさ、ブレry
忘年会のご予約をいただいていたASIANA CAFEは、ホールは特別に2名体制で増強です。
が、ただでさえ小さな店内、私よりもかなり慣れた方が入られるということで、とにかくお邪魔にならんように立ち回ることが第一。

じゃんじゃか、ドリンクのご注文をいただき、毎度ありがとうございます!
しかし、洗い場はてんやわんやです。

お初です

ワインに突入するとオーダーも一段落、お待ちかねのまかないタイムへ。
新メニュー「ビーフシチューグラタン」は、伸びるチーズを顎にくっつけつつ、焼きたてをはふはふしながらいただきます。
ちょっと変わった形のマカロニにシチューがよく絡んで、いと美味し。
レギュラーメニューにはならないようなのですが、運の良い方は食べられるかも。


たまにはまともに

これまでだったら、「寝すぎた」→「ネタがない」→「諦めて短い記事にする」という流れですが、こうもなあなあ年の瀬もアレだろうってんで。

私も行くべきか?

まさに駆け抜けるように過ぎてゆく師走もすでに終盤、地域おこし協力隊として四万十町に来てまもなく5ヶ月が経とうとしています。
「まだ」よりも「もう」の方がしっくり来る時期になってきたなとしみじみする一方で、当然、焦りもある訳です。

町でのイベント ごとが多かった夏と秋、私ゴトのすったもんだも重なったせいか、人生史上最もあっという間にカレンダーをめくる日々。
協力隊の活動という本業の面でも、飲食店でのアルバイトや農作業のお手伝いなど社会勉強の面でも、飲み会や釣りといった人脈作りや趣味の面でも、色々なことをやらせていただきました。

来年を意識させる
啓発ポスター(嘘)

決して、ぼうっと何もせずに過ごしてきた訳ではないけれど、もっと体系だって計画的にやるつもりだった研究や調査にはまるで手が回っていないし、定住に直結するような副業についても中途半端な状態です。

つまり、本年積み残した課題は相当なもの。
引き続き各方面での経験を【たくばえ】つつ、これまでをしっかり振り返り、来年をどうしていくべきかをきちんと考えなければなりません。

てんで、唐突の真面目モードの中、本日の高知ことば【たくばえる】は【蓄える】という意味の動詞です。
 例) 冬だからって、こがあに脂肪を【たくばえ】よって……おんしゃあ、冬眠でもする気かえ。
少し音が濁っただけ、という印象のことばですね。

ほんじゃに。

2016年12月27日火曜日

【ほたえ】な!

こんばんは、たっちーです。

鍛えてますか、筋肉。
女性アイドルまでもが、美しく割れた腹筋を見せつけるような表紙が本屋を賑わせるようになった昨今、男女問わず「細マッチョ」が色気の一要件とみなされつつあります。
しかし言わずもがな、6パックは全ての人にとって魅力的とは限らないわけで、凄い割れっぷり、そしてそれに自身がうっとりしているような人に私は結構引いてしまいます。
スポーツ選手ならともかく、なんか怖い。


永住の地(建物?)にしたい

昨晩、高知駅北口で呑んでいたところ、まんまと終電を逃したために市内に一泊することに。
といっても、この私がまさか普通にホテルをとるはずもなく、在京(横)時代の我が心のオアシス・漫画喫茶へまっしぐらであります。
漫画好きなのですが、買ったり借りたり漫喫へ行ったりすると何巻まで読んだかわからなくなり、いつのまにか購入を中断してしまう……
というわけで、読みたいリストにあったものをごっそり本棚から抜き取ります。

原作はまだ連載中

まずは今年、全国の老若男女がムズキュンした大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の原作です。
いちいち平匡さんを星野の源ちゃんに置き換えてはニヤニヤしつつ、驚いたのは想像以上にドラマが原作に忠実に作られていたところ。
特にみくりの妄想シーンを主とするTV番組のパロディなんかは、ドラマ用に作られたものと思いきや、しっかり原作に組み込まれていました。
早から実写化を望む声が上がっていた、というのに納得です。

もういくつ寝ればよいか

ほいから、5巻くらいまで購入していた「3月のライオン」。
「ハチミツとクローバー」は新刊でまとめ買いするほど、羽海野チカ作品は好きなのですが、やはり人気が出るのは納得です。
主題の将棋がものすごく調べ込まれているのはもちろん、人物描写が非常に巧みで、細部に散りばめられた小ネタが絶妙、絵も超絶可愛いとあれば、男女共に愛されて然りでしょう。
最新刊のストーリーは夏の場面でしたが、どっぷり居座った漫喫の外に出れば追手筋はすっかり年越しムードになっていました。

自由と酒飲みがね

漫画の感動をそのままに待ち合わせに訪れた中央公園では、自由民権運動発祥の地・土佐を象徴する石碑に無暗に胸を熱くしたり。
影響されやすいやっちゃ。

かかる、G

普段ランチは食べないものの、今朝はお腹を空けておき、車で積んでっていただくは南国市のかいだ屋さん。
うなぎの名店ということで、四万十のうなぎだって養殖でも美味しいことは重々承知しつつ、オススメはひとまず試す主義です。

もっとも、普段米を食べない=丼ものを食べることは滅多にないわけで、(残したら悪いので)ごはんは半分で! とオーダーすると、店員のおばちゃんに怪訝な顔をされました。
しぃましぇん。

何年ぶりかのう

UMEEEEEEE。
うなぎは焼き方が非常に難しく、地域や店の個性が出ると言われますが、ここのは表面をカリカリ、中をふわっと仕上げているタイプです。
蒲焼きのタレとの絶妙なハーモニーで、白米がぺろりといけるじゃないの! これなら減らさずともの完食できたかもなあ、と少々後悔しました。

で、このお店で最も不思議だったのは看板(シンボル?)ね。

なんで?

飛行機にオリジナルのペイントて……
ぱっと見じゃあ売り物を全く想像できないじゃあないの。

しかし、「どうして??」という状況は午後も続いていくのです。
何せ、高知龍馬空港の内部(ここも滑走路の一部? 名称が不明)に私が入り込んでいる。

さらに、なんで?

といっても、不法侵入じゃあございません。
昨晩忘年会でご一緒した方が、飛行機操縦のライセンスと自家用機を所有してるってんで、ちゃっかり乗せていただくことになったのであります。

カバー外した後
撮り忘れたよ

うへえ、かっちょいい。
操縦席は、ドラマや映画に出てくるやーつそのもの、メーターやボタンがこじゃんとついています。

かっけー

自分はメカに詳しくないものの、ジブリの「紅の豚」はいつもうっとりと眺める身、小型機の操縦席なんて憧れそのものです。
こちらもまるで映画そのものな管制塔との無線のやりとりの後、ANAのジェット機を尻目に滑走路を颯爽と駆け抜けて上空へ。
離陸の瞬間は、覚悟していたより全くもってスムーズでした。

って、ふわあ。

ばびゅーん
なーにこれ。 最高に気持ち良いではないの。
日頃這いつくばっている地面は遥か下、車や家が豆粒のようです。

人がゴミのようry

中々に風が強く、ちょっと揺れるだけでお尻がふわっと浮き上がる、あの絶叫マシンのドキドキする瞬間に似た感覚がまたスリル満点。

見慣れた海も、空の上から眺めるとまた違った美しさを楽しめます。

ぶるーーう

この興奮を味わってしまうと、自家用機を持つ、ライセンスを取る、という野望は大いに理解できますね。
もちろん、お金がえらい かかるわけですけど……(白目

南国空港から、窪川の少し手前まで行ってくるりと戻る(雨雲のため早めに帰還)約30分の小旅行は、あっという間に過ぎてしまいましたとさ。
あーまた乗りたい。

まだ、食うか

ほんで、窪川へ戻って向かうは、二階建ての焼肉屋・にくよしさん。

お初です

ケンピ御殿こと水車亭の向かいに佇む小さなお店は、半家族経営のご様子、親しみやすい接客がとても印象的です。

お肉はどれも厚切りボリューミーで食べ応え抜群、うまうま。

burebure

にしたって、うなぎに焼肉ってどんだけハイカロリーDAYなの我が食生活は……
この会にだって、美味しいものが食べられるよ! と言われたからほいほいとついてゆき、いざ行ってみれば某地元企業の忘年会だと理解、すなわち部外者は私だけという状態です。
普通なら遠慮して帰るところでしょうが、図々しく座って肉をつついているのだから、やんなるね。

焼く作業すらしない(クズ)

二次会は、ズッキーナことスナック・絆さん。
さすが年末、すでに団体のお客さんでかなり席は埋まっており、カラオケの順番待ち状態が発生しています。

お次はどなたかね

移住する前は、スナックという店自体数えるほどしか行ったことがなかったのですが、こちらでは(カラオケが少ないこともあり)当然のように出入りするようになりましたね。
なんとも言えぬ、昭和感の漂う内装がまた雰囲気あるんだなあ。

私の残念な発声と音程はさておき、源ちゃんの「恋」を本人映像で楽しめたってことで、おいら満足です。

昼は「わー! 綺麗! 高い! やばい!」、夜は「ぎゃー! 源ちゃん可愛い!」と一人ぎゃあぎゃあと【ほたえ】まくった1日だったとさ。

てんで、本日の高知ことば【ほたえる】は【騒ぐ】の意味の動詞です。
 例)今、大事な話しちょるき、ここで【ほたえ】なや!
龍馬が京都の近江屋で中岡慎太郎と共に刺客に襲われた際、「ほたえな!」と叫んだことで、暗闇の中自らの居場所を敵に悟られてしまった……なんてエピソードは有名ですね。

ほんじゃに。